今日は朝の5時から機械に乗って作業をした。
トラクターを運転しながら、大好きな米粒写経が昨日YouTubeで生配信をしたので、それを見ながら運転はできないけどヘッドフォンで聴きながら作業をした。
もう大爆笑。この米粒写経の二人は本当に面白い。特に居島一平さんの、読んだ本をトクトクと語る話芸には笑った。そしてそこからドラマの話で鶴田浩二のモノマネから似てないけど雰囲気がある八千草薫さんのモノマネ、そして北海道出身の佐分利信さんのモノマネはもうトラクターを止めて腹がよじれるほど笑った。
本来なら全て見てもらいたいが、米粒写経さんを知らない方は、ぜひ1時間くらいから見て欲しい。本当に面白いから。
そしてそれから朝の10時くらいに歯医者に行った。嫌だな〜痛くならないように、と考えながら口を開けてくださいと言われる。
南無三、痛くしないでくれよ、と思いながら目をつぶり、そうだ楽しい事を考えようと思った。そして早朝に見た米粒写経の話を頭の中で再生した。
これが間違いの始まりだった。あの砂の器の佐分利信さんのモノマネを思い出した途端、笑いがこみ上げてきて治療を中断させてしまった。
キョトンとする歯医者さん。すいませんすいません、と謝りながら笑ってる俺。もう、笑いが止まらなくなってしまい、またベッドに寝るのだが、笑ってしまって治療にならないw。先生もなんなんだこの人は、っていう目線で俺を見る。
こりゃダメだと思い、先生に申し訳ないですが、治療をやめてくれませんか?自分から来てなんですが、ちょっと思い出し笑いがおさまりません、勝手言ってすいませんが、今日はホント勘弁してください、と言った。先生は、いや、それはちょっとあれですね、これからコロナでなかなか歯の治療もどうなるかわからないので、今日どうしてもある程度やりたいのですが、と言われてしまった。
そりゃそうだ。完全に俺が間違っている。米粒写経め。全部あの芸人のせいだ。砂の器をあんな調理の仕方するかよ。
結局、それから二回の中断を経て、なんとか治療は終わった。歯医者さんもよほど気になったのだろう、なにがそんなに面白かったのですか?と聞いてきた。もうこっちは恥ずかしいのを堪えて、あの米粒写経というコンビがあって砂の器という映画の丹波哲郎さんや佐分利信さんのモノマネを、、、と説明した。
先生は、へー、と言いながら砂の器は見ましたよ、確か森田健作さん出てましてよね、へー、そうなんですかーと愛想笑いをしてくれた。
もう恥ずかしいのなんの。
先程まで写真を撮っていた。もうあの後から仕事もボロボロw。なんだか全てが空回り。三日月を撮ろうと思ったけどブレていたし。
そして雲で覆われていた月をキレイに撮ろうと固執していたら、いつのまにか雲は消えていて星が見えた。数枚撮って帰宅した。
なにか面白いテレビはやっていないかとチャンネルを変えていたが、やっているわけがないと思った。
テレビの大画面の明かりはまばゆい。しかし明るいからといっていって、それが人々を照らしているとは限らない。
月ができてどのくらいの年月だろうか?それよりも遠くで輝く星々はどのくらい生きているだろうか?
おそらく多くの星々は月より生きている。
文芸を喰らい尽くし、モノにして語る二人の姿は、テレビの明かりよりもまばゆく、俺を虜にする。
米粒写経め、今日はとんだ災難な日だった。