初夏の暑さと柔らかい風が吹いていた。子供たちと遊びながら、牛たちにタンクに水を入れて持って行く。
ちなみにスーパーマリオに飽きてはいないが、スパイダーマンのスパイダーバースという映画を見せたら今度はスパイダーマンになりたいと言ってきた。メルカリで1000円で買った衣装を着て、世界平和のために庭を走りまくっている。頭が下がる思いだ。
スパイダーバースはとても良い映画だった。黒人の少年がスパイダーマンとなり、マルチバースという世界で、時空を越えてそれぞれの世界からスパイダーマンが集まるという話だ。
人種問題にせよ物理の法則にせよのちに教えるには良い映画だと思ったw。
次男坊は初めて山の上に来た。巨体を動かして草食べながら歩く得体の知れない物を見て衝撃を受けていたようだ。最初は牛に近づく事も出来なかったが、そのうち慣れて大興奮で自ら近づこうとしていた。
やる事は山ほどあるが、ゆるやかに時間が流れていることを忘れていた気がする。
子供の笑い声を乗せて、ゆっくりと風は通り抜けていった。