大雨が止み、外に出てみると、天の川が見えた。今年初めてくっきり見える天の川。
写真を撮る前に、ヨハンヨハンソンの曲をかけた。このおよそ15分の曲が終わるまでに。
現在の庭。
5月26日の庭。
4月15日の栗の木。
現在の栗の木。
その曲の壮厳な雰囲気と美しいメロディが、波のように寄せては離れていく。
とても好きな曲だ。彼が生きていればと思う。本当に惜しい作曲家だった。映画音楽を中心に活躍していたが、新しい音楽を作ることに野心的な人だったと思う。
彼の担当したメッセージという映画音楽を聴けばよくわかる。
曲が終わりに近づいた。この空と音楽の余韻に浸りつつ、最後の一枚を撮った。
想像の源である星々を見ながら、この曲をかけた。なにかが始まる予感をさせる曲だ。
全てが高まりあい、渦巻いていく過程が、星々と混ざりあいながらどこまでも拡がっていく。
明日はどんな風が駆け抜けるのか。