深夜の0時に作業終えて擦り切れた意識を少し立ち上げ10分間ほど写真を撮った。もっと綺麗に咲いている時に撮りたかったけど、空模様が美しくなかった。
作業中はフジロックのYouTubeをラジオ代わりにして聴いていた。
二回目のフジロックから行ってました。ヒッチハイクでフェリーであるいは列車で、会場に訪れて気の合う仲間と乾杯をして、雨に打たれても泥にまみれても1日1日の光景は変わる事なく美しかったです。ブランキーの解散ライブの時に、ラストの曲でダイヴをして人の頭上で後ろをを振り返った時に、数万人の人が波のように飛び跳ねていて、こんな美しい光景はもう2度と見れないだろうと思いました。
フジロックで知り合った人とはいまだに交流がある。止まった時間のままに。あるいは失ったヤツもいる。教えてもらった曹植の七歩詩、タトゥーにしたんですよと自慢気に見せてくれたヤツは、それからほどなくして時間という螺旋をつたい、振り切って光の速度で向こう側へ。
今年行けなくて悔しいという思いをしてる人は沢山いると思う。メンツ見たら相変わらず最高だもんね。行かないのにないとわかって、昨日やってる日だったとわかるとなんか寂しいもんなw。four tetとかfka twigsとか最高だしね。
toe のgood-byeを聴いている。やがてメロディーは激しく打ち鳴らすリズムのもとで旋回し始める。そしてメロディーの渦は螺旋状に回り始め、膨張し、音の数々は振り切れて、ヤツや多くの生命が辿るように、向こう側の世界へと行き、夢を見る。
次の曲はブルーハーブの未来は俺らの手の中。もうフジロックのクラシックだ。深い夜の時間に青白く燃える彼らが、バチバチと鳴くロウソクのような言葉であたりを照らす。
来年はあるといいね。そして沢山の思い出を作って欲しい。年をとるだけ、うまく笑える事ができるようになるから。
開催される事を切に願いつつ。