止まれ。止まれだってよ。なんだかよく見ると寂しい言葉だな。
今まで気づかなかったよ。
この前、書店でボアダムスのeyeさんが表紙の音楽雑誌を見つけた。基本的にeyeさんが載っている雑誌は買う。音楽メインでバンド、DJにアートと活躍は多岐に渡り、海外でも人気が高くてロック界隈では有名な人だ。
ボアダムス、DJでは多分国内アーティストという括りで言うならば、最多でライブに行っている。10回は間違いない。
コロナで様々な事がストップしてなかなか出歩く事が出来ず、その中でミュージシャンや音楽評論家は一体何を聞いているのか?それを取材した雑誌でとても興味深い一冊だった。
この電柱ってやつと星空をどう重ねたら良いか、星空を見ながらいつも考えていた。ようやく見れる写真が撮れるようになった気がする。
EYEさんはジョンギブソンのレコードを聴いていると書いていた。よく考えてみるとコロナになってからアンビエントミュージックを聴く割合は増えていた。子育て中だからなかなか家で音楽は聞けないけど。
その中でジョンギブソンは俺も聞いていた。
ヘッドフォンからジョンギブソンを聴きながら風景を探した。いつもそうやって景色を探す。影がのびていた。三脚を置いてファインダーを覗いた。
メロディーがゆっくりと流れる中で、シャッターを押した。
この後ボアダムスのseadrumを聴いた。自分の中に固定された不安や壁を、ドラムとピアノのメロディーがぶち壊してくれるような、そんな爽快さがあった。
真っ暗な世界の中で車を運転しつつ、車のライトとその曲だけが、俺の行くべき道を照らしていた。