写真、自然、音楽、科学、が趣味

生活の風景

音楽、写真、日常を切り取る感じで。

79.夢を見る 前編


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ポッドキャストにてコテンラジオという番組をよく聞いている。歴史が大好きなのだけど一つのテーマを深掘りしつつ、軽快に伝えてくれるのでとても楽しい。

いつもなのだが、結果的に表層的な事しかわかっていなかったのだな、と実感させられるのだけど、そのあと色々考えさせられてそれがとても嬉しい。

 

ぜひSpotifyポッドキャストのアプリをダウンロードして歴史に興味がない人も聞いてみてください。今度いずれ違う形で紹介したい。

 

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https://cotenradio.fm/

 

今回のテーマは最澄空海がテーマだ。日本の歴史というと幕末と織田信長を中心とした戦国時代が人気だろうけど、個人的にはいまだ謎が多い大和時代最澄空海の方が好きだ。日本の歴史、文化において、神道と仏教が政治的に絡みつつ、人々をどう統治していくか、そしてその影響は今の日本の文化にも反映されており、最澄空海は最重要人物といっていい。

 

とくに空海は、天才という言葉よりも孤高の存在と言っていいだろう。中国に行ってからの彼の存在の受け止められ方や、その後の足跡(そくせき)は、日本の歴史の中でも際立っていると思う。

 

この前、夜に星空の写真撮影をしながらコテンラジオを聴いていて笑ってしまった。密教という難解極まりない説明をパソコンやマトリックスを通して説明するとは。唯識もそうだけど、読めば読むだけ、考えれば考えるだけわからなくなる話を、よくこんな風にまとめられるものだと感心した。

 

https://youtu.be/7CfeWmBPQ8g

 

 

それを聴きながら、ある動物を思い出した。

 

 

 

 

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宗教とは死後の世界を啓示してる点が大きな特徴としてある。これは人間だけが持ち合わせた世界観だ、というと実はそうではない。研究でゴリラも死後の世界観を持ち合わせる事がわかっている。

 

発達心理学を研究していたパターソンは、生まれてすぐに病気になったメスのゴリラ、ココに興味を持つ。そしてココに手話を教えるのだけど、およそ2000もの単語を覚えたという。

この話は実際に書籍としても映画としても有名なので見た事がある人もいるかも知れない。

ココは絵本に出てくる猫にとても興味があったので、パターソンは本物の猫をココと一緒に生活させるのだけど、ココはとても可愛がる。

 

しかし致命的なミスで猫は死んでしまう。パターソンはどうやって報告すべきか悩むのだが、その事実を知ったココは最初はなにも言わないのだけど、やがて悲しみに暮れる。

その後、パターソンは死生観についてココに尋ねる。ゴリラは死んだらどこに行くのか?という質問をする。

 

 

ココはcomfortable(温かい)、hole(穴)、good bye(サヨナラ)と手話をするのだけど、これは温かい穴に去っていく、痛みのない穴の中へ行くという意味らしい。

 

 

 

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チンパンジーやオランウータンなども知能がある事が確認されているけど、彼らと人間との違いを一つ挙げるとするなら、人間は亡くなった人を墓に埋めて花を手向けたりする。しかしゴリラやチンパンジーやオランウータンはそういう事はしない。

もしかしたら彼らは悟りの境地にいて、別に花を手向けたりする必要はないと思っているかもしれないがw。

クロマニヨン人あたりで人が土に埋められている横にそこにはない花粉の化石が見つかったと記憶している。

 

かつてイスラームムハンマドは洞穴の中で大天使ガブリエルから啓示を受け、イエスキリストは洞穴の中で復活し、釈迦もまた洞穴の中で悟りの境地に至り、ゴリラもまた温かい洞穴の中に去っていく。

 

点と点が結ばれる事はないだろう。生きてるうちは。しかし思考はなぜか?と追求したがる。

 

 

 

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友達によくUFO見るヤツが2人ほどいる。俺がそういうのを信じてないから余計に言ってくるのかなんなのかわからないが、とにかく会うたびに言ってくるw。

地球は円球なのだし、空間も歪んでいるといえばいいか、そういうわけで光の屈折作用でほとんどは未確認飛行物体ではないと個人的には思っているんだけども、友達2人はそんなのおかまいなしに喋ってくる。

 

 

ただ一つだけ気になった事があった。ごくたまにだが行く喫茶店の店長もUFOはよく見ると言ってくる。最初は素っ気なく聞いていたのだけど、あまりにうるさいのでw、ちょっとUFOを見たことを条件として、そこの地理条件と環境、天気を照らし合わせて考えてみた。

そしてUFOを見るのって4月下旬から5月中旬あたりと9月下旬から11月中旬くらいではないですか?少なくとも夏は見ないんじゃないですか?と聞くと店長さんは、そう言われると確かに夏は見たことがないと言ってきた。

そんで見るのって月が明るくなる満月近くと新月くらいの時ではないですか?と聞くと、そうそう、そうなんだよ、言われてみると確かにそうだわって答えがかえってきて、なるほどと思い、他の友人2人にも同じ事を聞くと確かに夏は見たことないし、満月近くか、新月の時に見てると同じ答えがかえってきた。

 

 

 

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これはあくまで北海道の話だけど、4月末から5月上旬は、春にあたる。そして9月から11月中旬までは秋だ。ここの共通点は何か?というと川の水質だ。

 

北海道の場合、春は雪解けの水が流れて水が汚れているが、ちょうどきれいになる状態がこの4月下旬から5月上旬にあたる。そして秋のこの時期も植物の養分が流れ出る、紅葉した葉っぱとかが川に落ちていったりする。

つまり春は雪解けの水とともに、枯れ葉などが流れたり、秋は山の産物が流れ出る時期であり、それが溶け込むとマイナスイオンが発生しやすくなる。マイナスイオンが発生しやすいと、水分の中にある電気が流れやすくなるということだ。

 

その喫茶店も人里離れた所で、地理的に言えば渓谷の場所にある。5月にはサクラマスが、9月からはサケが遡上するような川が2つあって、5キロ先では合流するポイントがある。

つまりマイナスイオンが発生しやすい川が二つあるという事だ。そして、新月や満月の時には海は大潮となり、川の水も増えて、よりマイナスイオンが発生しやすくなる。

 

 

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春や秋もまだ寒さが残っており、夜になって外気温が下がると大気中、空気の中にある塵やホコリが地面までにさがって視界がクリアになる。つまり通常よりも夜空をクリアにみれるという事だ。そして普段よりもよく見えるから光の屈折作用で起きる現象がよく見えて、 UFOと勘違いしてるのではないか。

 

外気温が低くなるというのは、冬が一番下がるけど、冬は天候が不安定だからなかなか晴れる日が少ないというのが一つ。もう一つはあまりに寒いと生態も自然も停止状態になるからかなと思う。

とは言っても放射冷却現象になれば別かなと思ったりもするが。

もう一つ補足しておくと、人間にとって透明度が高い水=生命力が溢れている水とはならない。アルカリ性が強いと透明度は増すが、微生物や魚は生存しにくくなる。

純水というのは電気を通しにくいはずだ。

 

 

つまり透明度が高い=綺麗な水という考え方もあるけど、生命が沢山宿っていてこそキレイな水というのも知っていて欲しい。

 

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そしてもう一つだけど、脳科学の事は全くわからないが、山にこもって悟りを開くという話の経緯は、空気がクリアな状態になるからという事と、このマイナスイオンの発生によって電気の流れがよくなり、呼吸をすることによって体内に取り込みやすくなって、そして脳が活性化する事と関係があるのかなと思ったりもする。

 

UFOを見る事にせよ、呼吸して脳が活発になり、誤作動を起こすかw、遠くまで見えるのかなという考えも浮かぶ。

遠くまで見えるというのはどこまでも果てなく見える事になったら閉じた曲面になって自分の後頭部が見える事になるので、なんつーかそういうわけでなくて高次元の視点になるというかな。書きながら笑ってしまって恥ずかしいのだけどw、ただ悟りの境地に至るという事は高次元の上に立つという事は確かだろう。

 

 

 

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なぜ悟りを開くために山にこもるのか?という事にはもう一つ理由があると思う。

人間の能力には普段、生活する分には視覚、聴覚、嗅覚とざっくりとざっくりとねw、生活する分には分けられるけど、森の中では一番使うのは嗅覚、つまり臭いを嗅ぎ取る能力が大事だったりする。

視覚は木々や笹、竹などで視界は遮られてしまう。太陽の光もそこまで入ってこない。

 

聴覚も音を発しても森全体に吸収されてしまう。だから森はとても静かだ。熱帯雨林にいる猿や鳥というのは、自分の声が響きやすいように、あるいは森の中で声が吸収されずに反響しやすいように喉の作りが人間とは違う構造になっている。あとで書くけど、人間の声は平地で聞こえるように進化してきた。

 

人間にとって視覚と聴覚を失うという事は森の中ではかなり致命的になる。遭難する人の多くは、いつまでも木々や笹に覆われた中で、いつまでも彷徨ってる感覚になり、叫んでも響かずパニックになってしまう。そして安易に沢を降ってしまい、より状況を困難にしてしまう。

人間にとって視覚と聴覚を失う事は、平衡感覚を失うということだ。だから森に生きる生物は、嗅覚が物凄く発達している。だが人間にはその能力がない。

 

あらためて視覚、聴覚に障害がある方々の苦労を想うが、本当に言葉であらわせないものがある。

 

 

そして悟りと狂気は表裏一体という事だ。視覚と聴覚を失って、いつもの常態から隔離しながらどう平常に心を保つか、これは本当に難しいし、相当に自我、無我についての論理を持ち合わせて覚悟を決めて望むか、あるいは UFO見たんすよ〜と、何度もどういう状況だったか、刻一、記録しろと言ってんのに、調べずに喋ってくる反省の足りないやつ以外wは、やらない方がいいという事になる。

 

 

ちなみに鬼滅の刃という漫画が大人気だけども、あれはよく本当に調べてある。主人公は山の中で生活して、極端に嗅覚が優れているけど、それは森の中でも生活しているからだ。他にもなぜあのデザインなのか、花の由来だとか、技をつなぎ合わせるだとか、相当入念にリサーチしていてとても面白い。

今、映画が大ヒットしているみたいですね。

 

 

 

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森の形成の仕方は、まずは笹や竹が伸びて堅い地盤を柔らかくして地下水が流れるようになる→→→地下水を吸収して針葉樹が育つ→→→針葉樹が密集して育つため、台風などで倒され広葉樹が育ち、笹から広葉樹までがひしめきあって森が形成されていきます。

人間も密集地帯に住むと居住スペースが狭くなるのと同じで、笹も針葉樹も広葉樹もそれぞれ単体ではお互い潰し合いになるのでお互いが共存できるように森という存在を形成していくんです。まぁ望んでそういう形になるというよりも、結果としてそうなると言った方が正しいと思うけど。

 

 

 

 

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お互いが共存し、全てがある状態の事をかつては絶対と言ってました。今は答えは一つだ、という事で使われてるけど、答えは一つという考えは何かと比べて一つという事なので本来は相対的な考えです。

山に入って悟りを開くという行為にせよ、自然=癒し、リラックスする場所というイメージが定着しているけど、そういう考えそのものが、絶対的な存在の中に抱かれるという事なのだと思う。

 

 

ただだからこそ気を使う必要もある。

 

例えば山に入る時は匂いを消す事とか。身を清めるとも言うが、嗅覚の優れてる動物からしてみると、洗剤やシャンプーの匂いは自然界にはない匂いだ

 

そういう匂いがする人間は生物と見なさず、攻撃するに十二分に値する。

 

本州で猟師をやっているお爺さんと話をした事があったけど、遭難して亡くなる人の何件かは、イノシシに突撃されて崖から落ちたのだろうというケースがあったみたいです。

 

 

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山はあくまで彼らの領域。踏み止まる勇気を前提に、それなりの敬意と覚悟を持って入って欲しい。

 

ゴリラにせよあれだけの巨体を動かすにはかなりカロリーを使う。だからなるべく動かない。空腹状態の日々を毎日送っているはずだ。山にこもるお坊さんもあまり食べたりしなかったみたいだが、断食した状態だとそのうち何も考えなくなり、やけに感覚が鋭くなると聞いた事がある。

 

あらゆる感覚を山の中で捨て去った後に、どんな世界が待ち受けてるのか。

攻殻機動隊というアニメで相手の脳をハッキングするなんていうのがあったけど、空海の脳をハックしてデータをダウンロードしたら、おそらくすぐに廃人になるだろう。

 

 

次元が違いすぎる。

 

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ヤバイ、、1時間でサラッと書く予定が2時間になっているw。

まだ中盤なんです。これw。二日後くらいにまた後編をアップします。生物史の観点から人間の生い立ちや色々と。ダーウィンの面白い話も書こうかな。いや、あれ面白くないか。まぁ書けるとこまでいけるかわからんし。

こんなはずじゃなかったw。まとめる力がない、、。

 

とりあえず寝る。それでは二日後に。、、、大丈夫か?