こちらは函館本線は八雲町山崎駅から見て長万部方面に車で1キロくらいの所から写真を撮った。
車をスペースのあるT字路に置いて、小高い丘を登ります。列車が来る前に確認。
fujifilmカメラ xpro2
レンズはfujinon xf16mmf1.4でどうやって撮ろうか構図を考えつつ、列車を待った。
国道を走る車が上を覗き見ながら、俺を見ながら走っていく。
あいつはあんな所で一体何をやってんだ?そんな顔をしながら。そりゃそうだ。不審者以外の何者でもない。そんな不審者は、久々に好天の空を見ながら気分が良かった。
道路と雪、線路と海。そして空。サンドイッチのようにして写真を撮る。列車が来た。
やはり鉄道写真よりも、こういう風景の中にある列車を撮るのが好きだ、という事が再確認できた。前回アップした場所は鉄道写真を撮る人ならば有名な場所だ。カメラ雑誌のカレンダーにもなったくらいの場所だ。だからよくあそこで写真を撮ってる人は多い。
だが、そこだけではない。夕暮れや朝日の時間帯なら尚のことだ。
しばらくして特急が来た。
その間、1分もあったろうか。ここから走り去っていく列車を見るのはとても良いものだ。海の音が穏やかに鳴り響いて、リラックスして撮れた。だが、次の場所に移動しないといけなかった。もう一本函館から札幌に向かって走っていく列車が五分後にくる。撮った写真を確認することなく、急ぎ足で丘を駆け降りる。
久々に写真を撮ってる気分だった。鉄道写真は難しい。どうやら俺しか知らない場所で、こうやって撮れるというのは良いものだ。不審者はほくそ笑みながら、次の場所に向かった。
海の波の音がとても心地良かった。