紅葉の写真を撮るために裏山を散策した。カメラは富士フイルムxpro2 、xf100-400mm。
現在富士フイルムで出しているズームレンズでは1番大きなレンズになる。
北海道のように自然が豊かだと野生動物や紅葉など、とかくズームレンズがあれば便利だ。
個人的には都会住んでいたら、まったくズームレンズは使わないだろう。富士フイルム換算で35mmと55mmあればいい。
今日はこのズームレンズ一本で勝負。重たいうえに、左手はギブスを巻いているのでかまえられないw。
左手のギブスにズームレンズを固定してなんとか撮るのがやっとだったw。これも至難の技で、かまえてギブスに固定すると切れた親指に痛みが走り、悲鳴をあげたくなる。万事がこの調子で構図などはもう二の次、ここだろうというポイントでシャッターを押す。
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雨に濡れた紅葉はとても綺麗だった。毎年思うことだが、七変化の如く色が変わっていく様に驚きつつ、高揚感を覚える。
左腕、左親指は悲鳴をあげていた。痛みが走ろうともこの瞬間は目に、写真におさめておきたい。勿論、その魅力をとらえきれる事は難しいが。
今回も一枚たりとも満足したものはなく、しかしカメラをかまえて撮ることができた事にとても満足していた。
額縁におさまらない魅力的な写真を。
いつか。
夜になり、雨の降った水たまりに月が浮いていた。カメラを持ち出して写真を撮った。
神秘というものは、写真にしてしまえばなんだかつまらない。
月を撮るたびにその事を思う。その美しい表面をファインダーでのぞけばとても神秘的なのだけど、残念ながら世界はそこで終わる。撮った写真を見て思った。
Sharon van ettenのlove more という曲を聴きながら、月と今日にお別れをした。
https://open.spotify.com/track/4evRqQUexMROsP0fyIuYgV?si=A2w-pPWdTL2TlpNaf4bvjA