忙しい最中に妻の親戚が久々に北海道に来られて、一緒に北海道は洞爺湖のホテルに泊まった。コロナ禍が続く中でも警戒は必要とはいえ、ようやく出口というか、ウイルスと共生していくレベルまでになったのではないかと思う。
こちらは朝4時に起きて壮瞥公園/そうべつ公園に行った際に撮った写真。朝日で湖畔が真っ赤に染め上がるのを期待して行ったが、残念ながら無理だった。まぁそういう機会に巡り合うチャンスの方が少ないと思うが。
桜もまだ開花し始めたばかりで、三日後くらいが見ごろだろう。
山の斜面に桜の木々が植えられているが、見ごろを迎えたらさぞ綺麗だと思う。
今回は朝日が拝めないとわかり、さらに桜も見ごろではないとわかって他に移動しようと思った。それが間違いのもとでもあったが、想像以上に寒くて驚いた。3℃くらいで、パーカー一枚では凌げないと思い早々に切り上げた。
ちなみに下の写真の赤肌の山は昭和新山で、かつては畑だったのが噴火によって2年間で隆起した山だ。
2年で350m以上隆起するというのはとても驚きだ。
こうやってこの周辺並びに北海道は形成された。
ここから洞爺湖畔の写真。正直もっと集中して撮りたかったが、海に行けば朝日が撮れるかと思って揺らいでしまった。結局海に行ったが、良い写真は撮れなかった。もっと湖畔を集中して撮ればよかったと深く反省している。
ここからは有珠善光寺の自然公園の写真。
ボケの花がとても美しく鮮やかだった。毎回このボケという花の名前はなんとかならないものかと思うのだけれど。
ようやく春を実感できた。公園内は様々な鳥がいて、合唱をしていた。この世と隔絶した雰囲気があってリラックスできた。
歩いていると、巨大なな岩に笹が生えていた。
かつて大陸が裂けて北海道という島ができて以来、岩はそこにあったのか、あるいは有珠山の噴火によって岩が飛んできたのかと想像した。
塵も積もれば山となる。
文字通りそうやって塵が積もっていき、土となって植物が生えてきたのだろう。
どのくらいの年月が必要だったか。そしてこの森はそうやって形成されたのだろう。
どんな場所でも生きようとする生命のたくましさを感じた。それもまた進行中だ。数百年後、この森は、この土地はどんな風に変わっているのか。
想像しようにもそれはわからない難題だ。ただこの森が破壊される事なくたくましくなっていれば良いと思う。
頭上で鳥達が鳴いていた。
きっと数百年後もこの鳥達は美しく鳴いてるだろう、と思いながら、シャッターを押した。