写真、自然、音楽、科学、が趣味

生活の風景

音楽、写真、日常を切り取る感じで。

143.赤い月

 

 


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美しい月だった。

 

 


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失敗しまくりながら、なんとか撮れた。あまりに月の明かりが暗く、撮るのに苦労した。

最近は、ラナ・デル・レイの新作アルバムを聞いている。間違いなく今年の年間ベストレコードの一枚だ。

素晴らしいアルバムだ。彼女のソングライターとしての資質だけでなく、どうやって歌声が曲の中でのびやかに泳げるか、計算され尽くした上で作られている。

 

プロデューサーのジャックアントノフの仕事ぶりも素晴らしい。彼のおかげも多分にあるだろう。

chemtrails over the country clubというアルバムの表題曲を繰り返し聴いた。chemtrailsとは、飛行機雲と化学が合体した言葉だけど、どんな意味があるのだろうか。昔見ていた飛行機雲が懐かしいとの歌詞もあるが、何か暗い暗示である事は間違いないだろう。

 

https://open.spotify.com/track/7bPWdJgx8vek7S5i5yAtvG?si=ynIjBHNBR2m0Nc1c5byf9A

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月が明けてきた。明けながら、歌っているように聞こえた。物悲しげで、孤立していて、途方に暮れていて。

 

だがそうしてるのは相変わらずのこの世界だ。

 

カントリークラブ/金持ちのクラブの上の飛行機雲。歌声は雲のように、儚く消えていく。

 

 

 

しばらく月を見つめていた。