冬になると、週に3回ほど小学校の裏山のスキー場が開放される。スキーの好きな子供達は、夜になると集まって滑って遊ぶ。
大人は1時間半の間、寒空の下で子供を滑ってるのを見つめている。
子供は小さな学校に通わせている。全校生徒40人いるかどうかだ。だからみんな顔見知りだし、先生と児童の間の関係もとても近い。イジメなんかも起こりにくいだろうし、あまりプレッシャーをかけたくなかった。
おかげで先生や周りの児童にも恵まれて、良い時間を過ごしている。
ほぼブレーキをせずにまっすぐ滑る息子にヒヤヒヤしながら、児童達の笑い声を聞きながら過ごす時間はとても贅沢なのだろうと寒さに震えながらも、なるべく夜間スキーにこれからも連れてきたいと思っている。