4月2日の晴れた日。子供達と散歩に出た。今日は姉が子供を連れてくるというので、一緒に遊ぼうとしたが、子供達は待ちきれずに外へかけてゆく。
そこからいつものソリで遊ぶ。
姉の子供が来て一緒に散策をする。この時くらいから急速に雪が溶けて川に流れる水の音が森の中に響いていた。
太陽の光はまぶしかったが、とても優しく感じた。子供達は次々に雪の壁を登っていく。これだけ歩き、これだけ遊び、ありったけの声で叫ぶ。
この小さな体にどこにそんな体力があるのか。
よじ登る子供達を太陽が照らす。
その姿は逆光で俺には見えなかった。
見えた時は、もうすでに登っていた後だった。
しばらく晴れ間が続いている。今年の冬は異常なくらい雪が降り、曇り空が続いた。本当にもう除雪はこれ以上できないと、身体が動かない時もあり、三月末まで身体の重たさがどこか残っていた。
月曜日から子供は学校だと姉は言った。子供と一緒の時間を作りたかったのだろう。
その姿を太陽は照らした。