なかなか忙しくて更新ができてないが、冬からあっという間に春が来て、放牧を開始した。
こんなに雪が積もって、今年はいつから放牧できるだろうか、と不安になったが、例年通りできるようになった。まだ所々雪があるのが笑えるところだが、それでも青空の下で気持ちよく過ごす牛をみるのはとても良い気分だ。
その前日に子供達と山に最終チェックをしに行った。
こちらが冬の写真。
雪の上だが疲れて倒れるふりをする。
そしてスパイダーマンポーズ。
鳥を描くと言ってスケッチをし始める。
様々な鳥が大合唱をしているの聞きながら山を登る。流石に3歳の次男坊は最後は抱っこを要求してきた。無理もない。
最終チェックをして山を降りて、川で子供達と遊ぶ。ただひたすら石を川に叩きつけて水しぶきをたてて喜び、笹の葉を流すとそれで石をぶつけて楽しみ、最後には裸足で水の中に入った。
水は冷たく、立つと流れで少しぐらついて倒れそうになるが、最後には自分で立つようになった。
それでも冷たさで5秒もしないうちに、こちらにもたれかかる。
子供は冷たい冷たいと言いながらも楽しんでくれた。長靴は濡れて、衣服も濡れたので帰ろうと言った。
流れに身を任せるのも大事だが、少なくとも流れの中でも立つ事から始めなければならない。
ただそういう社会とは無縁に季節の流れというものがあり、その社会とは切り離された世界もある。
水が入った長靴をジャポジャポ音をたてながら、子供達は歩いた。
様々な鳥達の大合唱がとても心地よかった。