保育園に子供を送り届けて期日前投票やら色々と用事を足した後に、紅葉を撮りに北海道は北檜山町の浮島公園という場所に行った。子供は午前中保育で迎えに行く事になってるので、帰りの迎えまでの2時間くらいしっかりと写真が撮れる。
今日は色々と思案したのち16mmf1.4のレンズではなく、35mmf2のレンズを中心に撮影する事にした。
とても使い勝手もよく、ストリートスナップならメインで使うのだけど、なかなか自然風景だと使う頻度が下がり、ずっと置き去りにしていた。
久々に使うだけでもカメラ好きな人には嬉しい。
栗。やはり森の中の栗は小さい。そして至る所に栗がたくさん落ちていた。
普段はマニュアルモードで撮影しているから、オートで撮影しているとちょっと単調になるな、と思った。マニュアルだと自分で焦点を合わせて撮るから、撮影そのもの自体は遅くなるけど違う視点を得られて良い写真が撮れるというかな。
そういう新しい発見がオートだとないなと感じた。
とはいえ撮影は楽しい。
渡り板に色々な枯葉が落ちている中で、赤い枯葉を見つける。その赤色は血の結晶を想像させた。渡り板の道半ばで見つけたその赤い枯葉は、ふと人生を立ち止まらせて思いにふっける時間を与えてくれた。
木漏れ日、影、風で木の葉がこすれあう音、鳥の美しい鳴き声、そして水面に映る眩しい光。
森や湖畔は沈黙を守る。だが沈黙を守りつつも、決して無視はしてないように見える。木の葉が風に揺られて出す音がとても心地良かった。