106.無人駅にて 写真
夜に犬にあげるドッグフードを切らしている事に気づき、買いに行った。帰りに八雲駅に寄って、普通列車の時刻表をとってキハが何時に山崎駅に来るか、チェックした。
ギリギリ間に合うか、間に合わないかという事がわかった。一か八かに賭けて、無人駅の山崎駅に向けて車を走らせる。
山崎駅に着くと、カンカンカンカンと威勢の良い警告音が聞こえてきた。カメラと三脚を持って走り、着いた時にキハはついた。準備ができてない状態で写真を撮り始める。するとキハは、列車は動き出した。
笑うしかなかった。
上りのキハが長万部の方に向かって走って行く。すると今度は下りからキハが八雲駅に向かって走ってきた。
ここはキハがすれ違う唯一の場所だ。線路を渡り撮影しようと思った。レンズを55ミリに変えたかったけど、もうその時間はない。
そのまま16ミリで撮影を開始した。
結局、うまく撮れる事はなかった。光の調整も何もできなく、満足がいく撮影とは到底言いがたい。
しかし今年一発目の撮影だったからなんだか嬉しかった。キハには三人くらい、乗客がいた。
男性客は一瞬こちらを見て俺を確認して、そのまままた本を読み始めていた。見た感じは、くたびれていた様に見えた。
雪が降り始めて、それがやけに美しくて。スローモーションに落ちてくる雪は、明かりに照らされて落ちてくる雪は、普段届かぬところにまで、俺の奥深くにまで届いた。
夢中で撮影をした。
最後の一枚を撮り終え、少し眺めた。列車はこの日も時代と人を乗せて、この無人駅を通り過ぎて行った。
雪は降り積もってゆく。この日は珍しく静かに美しく。その雪はやがて溶けて水になり、風になり、また雪となる。
時代に振り回される事なく、その循環は続いていく。頭の中でトムヨークとフォーテットそしてブリアルの3人が作った曲が鳴り響いた。
頭や肩に降り積もった雪を手で振り払う。
そして止まった時間の中を歩き出した。
車の中で、彼らの曲をかけた。音が雪のようにゆっくりと落ちてくる。トムヨークが歌い出す。
音量を上げて、落ちてくる雪の中を、車は走って行った。
105.写真 2020年の個人的ベストショット
前回に続き今年撮った写真で良かった写真を。
これは30秒ショットにして、10秒くらい黙っていてパッと抜けるとこういう半透明になります。
さっき自分のインスタグラム見ていたら、この写真にコメント来ていて、海外の服のメーカーからモデルやってくんない?服送るからってコメントきてました。気づかなかったけど。
そういう時代なんですね。
ここいらへんから、ヤベー今年写真撮ってないという事に焦って写真を撮り始めます。星空の写真ばかりです。おそらく来年もコロナの影響でどこにも行けないだろうから、星空の写真が多いだろうな。
だいたい仕事の合間の休憩とか15分くらいでパッと集中して撮っています。
星空撮っていると電柱が邪魔になってくるんだけど、電柱を被写体にしちまえって思って撮ってみました。なかなか良い写真は撮れなかったから来年の課題です。
星空撮って飽きてきて、鏡を引っ張り出してきて撮影するという荒技をしだしたこの頃笑。
あーこれも良いですね、はい笑。
とまぁこんな感じで、2回に渡ってベストショットをUPしました。正直、こんな写真いつ撮った?って思うのもあって、結構忘れてるなぁと思いました。
来年も自分の手の届く範囲で工夫しながら写真を撮る事になると思います。
なかなか他の人のブログとか見れてないので、来年は沢山の人の写真を見たいと思います。
あ、使っているカメラは富士フイルムのxpro2 です。今回はiPhoneの撮影した写真も結構あります。ま、なぜ富士フイルム使っているかというと、レンズが使ってみたいのが他の会社よりも多かったというのがあるけど、カメラについては今度ゆっくり書きたいと思います。
あと、インスタグラムやっています。
飽きやすいので。 、ちょっと工夫してUPしてるのですが、わかりますかね?白黒、カラーの写真を交互にUPしていて、他にも自分にしかわからない笑、細かい法則やルールの縛りを使ってやっているんですが、交互にUPすると下の写真のようになりそれを立体化すると螺旋状のストーリーになるんですね。白黒、カラーそれぞれが。そんで螺旋=spiralってんでなるんです。メンドーくさい男でしょ笑。
ま、圧倒的に写真をアップしてるのはこっちのブログなんで、今までやってる事は書いてなかったけど、spiral1_161803outってアカウントでやってます。面倒くさいアカウントですけど笑、1_161803ってのは螺旋の黄金比率、フィボナッチ の黄金比率なんですね。161803からズラーっと数字が続きます。円周率の3.14みたいなもんです。両方とも無駄に100桁くらい言えます笑。興味ある人はどうぞ。
というわけで、1年間ありがとうございました。年末年始は大雪みたいで除雪作業しながら、映画とアメリカのドラマを見続ける日々になりそうです。
良いお年を。ありがとうございました。
考えてみりゃブログ始めて一年間経ってなかった笑。バイバーイ🙌🙌🙌🙌
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103. 個人的年間ベスト 音楽編
俺の頭の中では常に音楽が鳴っているんですが、写真を撮る時とかもこの曲の雰囲気だなとかそんな事思いながら撮影してます。そういうわけで今年聞いた音楽から年間ベストをアップしたいと思います。
ALBUM OF THE YEAR 年間ベストアルバム
Fiona Apple ♾ FETCH THE BOLT CUTTERS
https://youtube.com/playlist?list=PL9tY0BWXOZFthbMAh1WrMDEho_wKVSM_1
Phoebe bridgers ♾ PUNISHER
Gezan ♾ 狂(kurue)
MR.bungle ♾ THE RAGING WRATH OF THE EASTER BUNNY DEMO
Oneohtrix point never ♾ MAGIC ONEOHTRIX POINT NEVER
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_k-8n3M8myhCp_wlvshRjCByJ_cyplLeuk
というわけで、個人的にオススメ&年間ベストアルバムを説明していきます。
フィオナアップルは例えば椎名林檎さんのデビューした時、曲を聴いた時にこの人はオルタナ系とフィオナアップルが大好きなんだろうなと思いました。
あの時出た椎名林檎さんや宇多田ヒカルさんはフィオナアップルやPJ Harveyはとても影響うけてると思います。実際なんかラジオだったかな言ってましたね。
俺自身もシャドウボクサーというMVをテレビで見た時に、居ても立っても居られなくてCD屋に走った記憶があります。後にも先にもフィオナアップルとディアンジェロだけ。
ま、本当に女王様みたいなもんで、そろそろアルバム出してくれませんか〜、あーありがとうございます〜。
と言っておきながら、2、3曲ぐらいであまりにheavyというか、もうなんか辛くて聞けないっていうかそんな感じになります笑。
本当に闇夜に裸足でイバラの道ですら歩いていくようなアーティストで、ちょっと待ってくれソッチはダメだ、行かないでくれって感じになるんですね。それでもデビュー作は欠点は多いんだけど、とてつもなく刺さりまくる。美しくて儚くて死の匂いがするアルバムなんですね。
ジャケットからしてヤバい。この目。
https://youtube.com/playlist?list=RDQnXjISlKLuE
そして今作は誰もが予想してなかったんじゃないかな。本当にアーティスト史上最高のアルバムを作ったと思います。もう子供がおもちゃ箱をひっくり返した時のようなガチャガチャした音を入れてみたり、闇より濃い黒さをぶち込んでみたり、美しいコーラスも入れたと思ったらリズムが変だったり、やりたい放題で狂ってるんだけど、とんでもなくハネていて笑っちゃう。relayって曲を聞いた時は、いつの間にかヘッドバッキングしてました。
とにかく完膚なきまでやられました。ローリングストーンやピッチフォークなんて音楽雑誌、サイトは10年後でも間違いなくこのアルバムを10位圏内に入れていると思います。椎名林檎さんとかも喜んでるじゃないかな。
そして次はフィービーブリジャーズ。PUNISERは今年1番聴いたと思います。楽曲も牧歌的ながらサウンドスケープが見事。シューゲイザーという、靴ばかり見てギターを轟音で弾きまくるようなジャンルがあるんだけど、うまく取り入れてとてもしっとりとしながらも音楽好きな人ならニヤッとするような工夫がされていてとても素晴らしいです。
ぜひ1人になりたい時、ポツンとなった時に聞いてみてください。とても沁みます。
そしてフィオナアップルにも通じる所があるのだけど、アルバムのストーリーがあって本当に素晴らしい。
ラストの曲のI know the end、アメリカンファーストなラップ、陰謀論、そしてその先にある終末は近いという看板。ま、恐怖の宣伝ですね。それに対してフィービーは、そう終末は近い、ここには何もない、こんな看板の下には何一つ創造がないと歌ってそこから歩いていくという所でアルバムは終わります。
絶叫の後、息切れをしてますが、これはおそらく警察の暴行で首を押さえつけられ死んだ黒人の方をイメージするし、絶叫そのものは、新しく生まれ変わり、ここから去るという意味もあるのかなと思います。
こちらも愛聴盤になるのは間違いないし、YouTubeでもコロナ禍の中でも面白い演出でライブやったりしてるのでぜひ見てみてください。
はっきり言ってグラミー賞なんて耳の悪いじーさんが作った賞だろ?なんて思ってるけど、フィオナアップルとフィービーブリジャーズは注目ですよね。どっちか最優秀アルバム賞とるんじゃないかな。
なんでウィークエンドがノミネートされてないのか本当にわからないけど。
そして日本のgezanです。狂というアルバムのタイトル自体、あー痛いなーと思いましたが、これを気に入ってるおれは余計痛いんでしょう笑。
なんでかわからないけど、こういうアルバムとかって日本のバンドでしか作ってないような気がするんだよな。ボアダムスといい、gezanといい。
ラウドなロックとDUBな音で一枚のアルバムにて一曲。狂った音の連続から東京という曲から少しずつ希望を紡いでいく。とても良くできたアルバム出し、海外で日本のバンドで有名と言えば、ボアダムスとフィッシュマンズにコーネリアスだけど、このアルバムで一気に評価を高めた事でしょう。
裏打ちされた演奏技術に舌を巻きつつ、是非この強烈なサイケデリアな世界に没入してほしいです。
そしてMR.bungle‼️フェイスノーモアのマイクパットン にスレイヤーの元ドラマー、デイヴロンバート、になんとアンスラックスのスコットイアンがギターで参加してるという、メタルのオールスターの集結みたいな。しかも高校時代のデモテープを再録したという、お前何歳だよとツッコミが入るところだけど、まー、予想通りの音。このメンバーが集結したらこうなるよね、っていう感じ。
音楽は頭で聞くんじゃねぇ、全身で聞くもんだ‼️っていう忘れかけた鉄則を思い出させてくれました。かつてバングルが聞かせてくれた冒険的な感じではないけど、今の時代こそストレートなスラッシュメタルを!!って感じがめちゃくちゃハマりました。
マイクパットン といえば、FNMで日本に来て、ライブやってる最中にトイレ行きたくなってね、ライブ中につけていた帽子にそのまましてね。
そしていただきまーすっていう。
まぁ変態ですよね。こっからですよ、皆さん。こっからです。
とにかくこの人のレーベルから出すアルバムはどれもすごいし、メタル界からビョークやノラジョーンズまで共演相手は多岐にわたるけど、ノラジョーンズはね、離れた方がいいと思います。はい。
そしてoneohtrix point never。前作があまりに強烈で、年間アルバムにもなったけど、今作はどうなのかな、って期待していたけど、意外に上質なサイケデリアであまり狂った要素はなくて。
身構えていた割には肩透かし食らった感じだけど、やっぱり聴き込むと聴き込むだけ奥が深い。この人も別格です。
音を聞くのではなく、異空間を聞いて感じるっていう方が正しいかもしれない。やっぱり大好きですね。
single/song of the year 年間ベストシングル
Phoebe bridgers ♾ I know end
Four tet ♾ baby
https://youtube.com/playlist?list=RDEMeFcTmtD_iRWLHc7D4KEfCQ
犬式 doggy style ♾ 山唄
https://open.spotify.com/track/4v3aw6noewdrk6mukNmX1I?si=ZnFiImTMTkOuzb0BatzAgQ
Basta rhymes × Kendrick lamar ♾ Look your over shoulder
Thom york × four tet × burial ♾ his rope
今年出た曲で再生回数が多かった曲でお気に入りがこの曲です。まずはフィービーブリジャーズ。もうアルバムで書いたのでおいておきます。
そしてfour tet 。カッコイイ曲だし、MVも凄い良かった。リンク貼っておいたのでぜひ見てください、とても気に入っています。文句なしの一曲。
そして犬式。久しぶりのシングルでアルバムが待たれるところですけど、やっぱり良い。コードをなぞると泥臭いロックなのに、とてもあっさりしてとても聞きやすい。ここいらへんの味加減の扱い方はさすが。この一曲を聴くまではちょっと複雑な気持ちだったけど、本当に素晴らしいカムバックの仕方だし、本当によく聞きました。
そしてヒップホップからはバスタのこの曲。もうジャクソン5をサンプリングしてる自体で反則技だけど、まーやっぱり最高ですよね。バスタもケンドリックも最高のラップかましていて、MIX作りたいって思いました。
そんでここにきてトムヨーク、フォーテットにブリアルのトライアングルがまた二曲シングル出すっていう笑。そら入るよ、his ropeはとくにお気に入りです。
ARTIST OF THE YEAR 年間ベストアーティスト
Fiona Apple
Phoebe bridgers
歴史的にもとても評価されるアルバム作ったフィオナアップル、そしてフィービーブリジャーズに。
そしてfour tetは2枚のアルバムに別名義でもレコード出してるし、ラジオ局で2時間、一時間のミックス作ってsound cloud にアップしたり、各地のクラブからトップDJが音源ながしたりするboiler roomにも出たり、アーティストのリミックスは4、5曲やっているし、four tet自身のYouTubeでは未発表音源、ライブ動画に新曲まで24時間流しっぱなしという笑、とにかくやってる事にファンやリスナーが振り回されるという状況笑。
たいがいはファンは音源を待つ立場なのに、インスタでアップしたよー、発売したよーって毎日チェックせざるを得ない状況なんですね。
ま、自身のレーベル立ち上げてコロナ禍突入で、ライブスケジュールが全てなくなったから、色々あるのだろうけど。
あれだけアグレッシブなアルバム発表して、大掛かりなライブをやる予定だったと思うので、不幸でしたけど、あのYouTubeに音源を24時間流しっぱなしというのは、これから一つのビジネスモデルとして興味深いところではあります。
というわけで好きな音楽を紹介させていただきました。星野源さんは天才だし、king gnu とかは天才集団って感じ。ただ目まぐるしく変わる曲構成とかはたしかに凄いけど、やっぱり頭で聞く音楽で、ケンドリックラマーやプリンスとか好きなのはわかるけど、技法として活用してる感じで、どうも肌の中に音楽が浸透していかない、あー凄いな、この展開と考える事はあっても余韻には浸れないんですね。
凄いのは認めるんだけど。あいみょんさんは音も歌詞も綺麗すぎて、ちょっといいかな笑。プロデューサーや周りが持ち上げすぎだし、綺麗なサウンドにしすぎ。
というわけでいずれにせよ30曲くらいにして2020年に出た曲を中心に、プレイリストを作りたいと思っています。
ま、本当に音楽からの影響は大きいので、毎年やっていきたいと思っています。
続いては今年撮った写真のベストショットをアップします。
104. 写真 2020年の個人的ベストショット
個人的年間ベストな音楽をUPしました。続いて第二弾、写真編。
2020年、大変な一年でしたが、あっという間に終わりつつあるというのが実感です。今年はコロナの影響でなんだか一月から四月まではほとんど写真を撮る気になりませんでした。
子供がいる手前、やはり不要な外出は控えるべきだし、コロナがうつってしまったら大変だし、ゴチャゴチャ考えているうちに撮る気が失せるという悪循環。
それでもまだ田舎暮らしで人に合う事があまりないので、かなりマシな方だったと思います。ストリートスナップを中心とした写真を撮っていたら、ブログの更新はしてないし個人的ベストショットなんて題目でやってないと思います。
というわけで、環境に感謝しつつ、今年撮った写真の中でもこれはベストショットをアップしていきたいと思います。
まず最優秀ベストショット9点。
最優秀にベストショットって笑、日本語おかしい。
上の2枚はiPhoneで撮りました。子供といる時はカメラ持ってるとカメラばかり意識がいってしまうので、持ち歩かないようにしてます。それにカメラをぶら下げてると、ちょうど腰の位置になり、子供の頭にぶつかり大泣きをしたので、これはダメだとやめました。
この2枚はカメラがあればなーって思いながら写真を撮りました笑。子供が被写体って、そらそれだけで絵になるけど、限りある中でベストを尽くした写真かな、と。2枚目の写真は超弦理論を見つめる、宇宙を見ている子供って感じが気に入っています。
年間で1番天の川がキレイに見れた日。
この後フランクオーシャンを聴きながら寝てました。超気持ち良かった。
満月と丸いロール。
スキー場で硬められた雪の上の足跡。
何がいいのかさっぱりわからないと思うけど笑、古びた駅構内に映っていた太陽のシルエットがとても良くて、誰も撮らないのを撮る事がスナップ写真の良さだと思ったりもするので、これは気に入っています。
ウチのboys。
バラの花が咲くタイミングと星が見れるタイミングって意外と少ないんです。夜になると、湿気で霧になるのでなかなかないんです。
まー、宇宙、科学、自然と人そして抽象的な概念からそれぞれ一枚ずつ選んでみました。
ここからは、ボチボチじゃないの、写真は見られてナンボだしって感じでワラワラアップしていきます。
THE 異空間。
オリオンと月。不思議なもんでオリオンとムーンとは言いたくない。
轟音をたてて勢いよく風車は回るが、電気は田舎には回らない。そんな一枚。
月光の下で遊ぶ子供。
月明かりと木の影。
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地味ながら以外と大変な写真、、。車を購入する際に、まず星のシルエットを写す事も考えました笑。
車の色がシルバー、白なら車に星の姿は映りません。そして寒すぎるとボンネットやガラスに霜が降りて星は映らないし、暖かいと湿気で表面が濡れて星が映らないんですね。
つまり月が出ていない時期+適度な温度という条件になると、およそ15日くらいしかチャンスはない。
そして焦点をどこに合わせるかで、まったく写らないという笑、これが辛かった。何度も失敗して、うまくやったと思ったら、イカ釣り漁船の明かりが強くてダメだったとか、失敗の繰り返しの上でようやく撮れた写真でした。そういう意味ではとても印象深い写真です。
ただ迫力がない笑。なんか、だから?っていう。今後はこの撮り方でどう迫力がある写真が撮れるかが課題です。
とまぁ、アップしてきて、あらまだ5月の写真かよっていう笑。一月から四月までそんなに撮ってないと言っておきながら、結構あったな笑。
そしてここからは番外編を入れておきたいと思います。
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見てください、このローカル感。田舎色満載、ユニークで真理もついてるというこの写真はとても好きです。外に出して雪まみれになった軽トラに字を書いて、その字がうまくないところがイイ。
こじつけて言うと、時代という、薄寒いこの世の中に、遅れてもいいし他の人に抜かれてもかまわない、全然イイですよ〜っていう無理をしないところがスゲー真理をついてんなって思いました。
これ車に運転していて撮りたくても撮れなくて、止まった時にようやく撮れた一枚なんですね。いや〜追いかけてじっくり写真撮りたかったですよ。
なんかベストショットの時より長く書いてんな笑。結局、俺は真面目な写真より面白い写真の方がうまく撮れるんですよね。そっちの方が得意という、救われない人生を歩いています。
お先にどうぞ。
続いてはこちら。あのね、普通ですよ。ええ。
でもこのトラックの後ろを1時間半ずっと走り続けてると、マジでウンザリしてきます。
いや、トラ好きなんでしょう。そしてウケ狙いもあったんでしょう。笑ってくれるだろうと。そしてインパクト残るし、宣伝にもなると。
でもこの後ろを1時間以上走ってずーーーーーっと虎に睨まれてるいると、本当に嫌気がさしてくる。マジでなんなん?お前どっかで曲がれや、なんで俺、睨まれてるかさっぱりわからんっておもうようになりました。
トラック運送会社の皆さん。ウケ狙いはほどほどにしましょう。
という訳で薄ーい番外編をお送りしました笑。ベストショットの続きはまた明日。
102.餅つき
年末恒例の餅つきを昨日した。見ての通り臼と杵キネで餅をつくる。兄弟、親戚関係に毎年、かれこれ40年以上やっている。お歳暮代わりでもあるが、年末の一大イベントだ。
炊き立ての米を臼に入れて、それを杵でグッグッと押して米を潰す。目潰しという作業?なのだけど、この作業をどれだけやるかで餅の出来は決まるといっても過言ではない。
米の粒が残っていればいるだけ、どれだけ杵で思いっきりついても米の粒は消えたりはしないし、そして餅の粘りにも関係してくる。
もう一つ言うと、この目潰しをしていると今年の餅米の出来がわかってくる。米の炊き方で水が多いとベチャベチャしがちだけど、粘り気が強ければ強いだけ、米の成長の良さがわかる。逆に粘り気がないと雨が降って多かったり、日照不足でなかなか成長不良だったんだろうな、という事がわかったりする。
ま、粘り、コシが強いか弱いかということになるのだけど、表現としては柔らかいか、固いかという言葉が1番わかるかな。長年やっていると感覚でわかるのだ。
こだわりとしては杵の重さだ。おそらく通常の杵よりも重たいはずだ。50kgぐらいの女性なら振りおろすのだけでやっとだろうし、おそらく10回くらいついたらフラフラになるだろう笑。
重たいキネだと体力は削られるが、何度もつかなくていいし、餅自体の美味しさも変わってくる気がする。炊き上がった米をいかに早く熱いうちにつけるかが勝負だと思っているし、やるなら美味い餅を食べたいから重たいのを使っている。
とはいえ、ついてる本人は正月終わるくらいまで餅は見たくないのだけど笑。
こうやってビニール袋に入れてノシていく。厚さが均等になるようにする。均等の厚さでなければ、餅を焼く時に焼ける時間が変わってきてしまうから。
こちらはヨモギ餅。ヨモギも自分の家でとってきたものだ。買って食べるヨモギ餅はほとんど匂いがしないけど、やはり自分の家で取れたヨモギだと全く違う。
やっぱり自分の家で手間暇かけて作る餅と売っている餅ではコシが違うし、味もまったく違う。
ちょっと餅を買う気にはなれないです笑。だから親戚は結構気を使ってくる笑。お歳暮はずいぶんな物を送ってくる。
今年は8臼ついた。想像つかないだろうけど、握力もなくなり膝もガクガクになって動けなくなる。7臼目はもうヤケになる。スラッシュメタルとかを爆音でかけてテンション上げてやっています笑。
窓の外側は強風が吹いていた。マイナス5度くらいだったと思う。冬が吹き荒ぶ中、無事に年末恒例イベントを終わったことに安堵してる。
もう年を越えるのは、すぐそこだ。
101. 一日遅れのクリスマス
不幸があったりして実家に帰っている奥さんと子供達に会ってきた。久しぶりに会う子供達は元気よく迎えてくれ、なによりもそれが嬉しい。
昼食を懇意にしているお店でいただく。とても美味しいロールキャベツだったが、子供達が次々と膝の上に乗っかってきて、味わう暇もなく飲み込む。
そうだ、子育てしてる時というのは、味わう暇もなかったな、という事を思い出した。
夜が明けて、子供達はクリスマスプレゼントを開けて奇声を発した。スターウォーズのLEGOは高くなる。特にボバフェットのLEGOは今は5倍の値段で取引されてるけど、数ヶ月前にオークションで定価以下で仕入れておいて良かった。
子供は見事に喜んでくれた。
駅でまた子供と別れる時、寂しげな顔を見せまいとする長男を抱きしめた。迎えにくるからな、と髪の毛をまさぐると、何度も頷いてくれた。
日の光が眩しいところに新幹線は滑り込み、乗って5分も経たぬうちに深く眠りこんだ。
帰ってきて仕事をして、少し本を読みつつ気づいたら眠りこんでいた。
iTunesでランダムで音楽をかけていた。ハッとソファから起きた時に、UAの青空という曲がかかっていた。ストーブはとっくに消え、冷えに冷えきった部屋に、UAの声はどこまでも正直で透き通っていた。
ストーブに手を伸ばしてスイッチを押す。UAの青空をもう一度聴きたくて、リピートをタップする。
口ずさみながら、駆け抜けていく時間を止めて、ソファで縮こまりながら、自分を取り戻していく。
そういう曲だ。
遠い向こうの土地で神の子が生まれた日。
おそらくその子が今もいるなら、報われず死んでいった子供達の亡骸を抱きしめて泣いているのではないか。
無意味に明るい電気は消した。浮かれた世の喧騒は、窓の向こう側の風の轟音がかき消してくれた。
ストーブの灯りを見つつ、透き通った歌声を聴きながら、縮こまりながら再び眠りについた。
https://open.spotify.com/track/2niDQ9YKLmwQJJlmFFUjgW?si=diz-C4KlQbuikC3L1_RL4g
100.静かな夜に
久しぶりに釣りに行ってきた。
ここのところ吹雪が酷かったので、おそらく海は濁っているだろうと思っていたが、写真も撮りたいし、来年の経営計画書も終わらせた事だし、息抜きに行ってきた。
やはり海の濁りは酷く、ちょっと釣りはできそうにない状態だった。それでも冷たい空気が美味しかった。ここから10分くらいかかるが、あそこならもしかしたら釣りができるかも、と思って写真を撮りながら移動した。
少し釣りをして手の平サイズのメバルが4匹釣れた。そしてイカはいないかなと思ってエギに変えて釣りをするが、アタリはなかった。
風はあったが、大物狙いで外防に出る。強めの風が全身にぶつかり、寒さが走った。生きてる実感がこみあげてきた。
古い小さな小さな灯台は、点滅することなく月の光を浴びていた。その横に立って釣りを再開する。
2回ほど大きなアタリがあったが、どちらとも食いついてはこなかった。
そして10分くらい経って、ゆっくりと柔らかいアタリがある。
イカだ。
ここにきてイカのアタリかよ、と笑った。
イカは群れで動くので、もうかれこれ30分やって一回しかアタリがない事を考えると群れが薄いかはぐれた1匹者だろうと判断する。エギではなく普通の針だったので、無理だろうがゆっくりリールを回してこちら側に寄せてくる。プシュープシューと海水を吐き出す音が聞こえる。間違いない。イカだ。
そして最後、引き上げようとした際に、イカは離れて海に戻っていった。
子熊岩。
海岸線を走りながら、写真を撮った。
海と月、その光に浮かぶ風景。人も車も走らない所にいる気分はとても良かった。
23時を過ぎた頃、帰路に着く。眠気に襲われないようにブランキージェットシティーの曲をかけた。
腹を空かした狼は、パイナップルサンドを聞きながら歌い、静かな夜の真ん中を走った。
標識を利用して月は向こうにありますよーっていう写真。
皆さんもぜひ同じ失敗の写真を撮ってみてほしいw。