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生活の風景

音楽、写真、日常を切り取る感じで。

102.餅つき

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年末恒例の餅つきを昨日した。見ての通り臼と杵キネで餅をつくる。兄弟、親戚関係に毎年、かれこれ40年以上やっている。お歳暮代わりでもあるが、年末の一大イベントだ。

 

 

 


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炊き立ての米を臼に入れて、それを杵でグッグッと押して米を潰す。目潰しという作業?なのだけど、この作業をどれだけやるかで餅の出来は決まるといっても過言ではない。

 

米の粒が残っていればいるだけ、どれだけ杵で思いっきりついても米の粒は消えたりはしないし、そして餅の粘りにも関係してくる。

 


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もう一つ言うと、この目潰しをしていると今年の餅米の出来がわかってくる。米の炊き方で水が多いとベチャベチャしがちだけど、粘り気が強ければ強いだけ、米の成長の良さがわかる。逆に粘り気がないと雨が降って多かったり、日照不足でなかなか成長不良だったんだろうな、という事がわかったりする。

 

ま、粘り、コシが強いか弱いかということになるのだけど、表現としては柔らかいか、固いかという言葉が1番わかるかな。長年やっていると感覚でわかるのだ。

 

 

こだわりとしては杵の重さだ。おそらく通常の杵よりも重たいはずだ。50kgぐらいの女性なら振りおろすのだけでやっとだろうし、おそらく10回くらいついたらフラフラになるだろう笑。

 

重たいキネだと体力は削られるが、何度もつかなくていいし、餅自体の美味しさも変わってくる気がする。炊き上がった米をいかに早く熱いうちにつけるかが勝負だと思っているし、やるなら美味い餅を食べたいから重たいのを使っている。

 

とはいえ、ついてる本人は正月終わるくらいまで餅は見たくないのだけど笑。

 

 

 

 

 


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こうやってビニール袋に入れてノシていく。厚さが均等になるようにする。均等の厚さでなければ、餅を焼く時に焼ける時間が変わってきてしまうから。

 

 

 


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こちらはヨモギ餅。ヨモギも自分の家でとってきたものだ。買って食べるヨモギ餅はほとんど匂いがしないけど、やはり自分の家で取れたヨモギだと全く違う。

 

やっぱり自分の家で手間暇かけて作る餅と売っている餅ではコシが違うし、味もまったく違う。

ちょっと餅を買う気にはなれないです笑。だから親戚は結構気を使ってくる笑。お歳暮はずいぶんな物を送ってくる。

 

今年は8臼ついた。想像つかないだろうけど、握力もなくなり膝もガクガクになって動けなくなる。7臼目はもうヤケになる。スラッシュメタルとかを爆音でかけてテンション上げてやっています笑。

 

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窓の外側は強風が吹いていた。マイナス5度くらいだったと思う。冬が吹き荒ぶ中、無事に年末恒例イベントを終わったことに安堵してる。

 

もう年を越えるのは、すぐそこだ。