朝の6時の風景。とても美しかった。
家に帰ってカメラを持ってこようと思ったが、仕事をしてる最中なので諦めた。iPhoneで撮影して少し見て仕事に戻った。
雪は昨日と今日で50センチ以上は積もった。朝5時からやっても家に帰るのは11時をすぎていて身体の負担を感じる。倉庫の除雪を終えて疲れてるのに、やけに野生動物の足跡に惹きつけられた。
どこまで続くかちょっと追ってみようかと思ったら、子供の声が向こうから聞こえた。
家の除雪をしてると、また屋根に上りたいと子供が言ってきた。ひょいと屋根にのせると、子供はゆっくり歩き始めた。
ウワー広いねー、大きいねー、あっち見てごらん、あそこの木が小さく見えるね。
屋根の上にあがって滑る屋根を気をつけながら歩いた事によって、初めて世界の広さを認識したのだろう。
これまでも飛行機に乗った事もあるし、高いところには幾度となく行っていた。しかし見慣れた風景が違って見える事で、世界の広さが実感した。その声にかつて自分もそうだったのだろうと思った。
スコップを置いてようやく朝ごはんにありつけると思ったら、雪の中にトドの木の葉がが埋まっていた。とても美しく見えた。吹く風に温かみを感じ、少し春を感じた。家に帰り、映画ドライブマイカーのサウンドトラックを流しながらコーヒーを飲んだ。
窓を見ると、子供が雪の上をまだ楽しげに歩いていた。
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