写真、自然、音楽、科学、が趣味

生活の風景

音楽、写真、日常を切り取る感じで。

243. 冬の道 pt.1


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一月に写真を撮りにドライブした。あてもなく走りながら、やはり日本海側のかつての道、つまり今は使われてない廃道の写真を撮りに行く事にした。

 

 


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窓あきといえばいいのか、トンネルの片方が窓のようにあいてるところから氷柱/ツララが垂れ下がっているの写真を撮る。暖かいと氷柱は落ちるので、こういう写真を撮るのも感覚が必要だ。

 

氷柱が出来立ての時ならそんなに大きくないので撮り甲斐がないし、どのくらいの氷柱になっているか、ある程度予測して行く。写真を撮り終えて、廃道の道に辿り着いた。

ここでかつて歩きながら写真を撮っていると、海の向こうでイルカが泳いでいたのを憶えている。その時の記事がこちらだ。

 

https://moonpix.hatenablog.jp/entry/2021/01/09/154152

 

 

https://moonpix.hatenablog.jp/entry/2021/01/10/214247
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またイルカに会えないだろうかと望遠レンズも携えて歩き出した。

 


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この歩いた足跡は、おそらく釣り人だろう。雪国は寒いが、このように雪を歩いた跡は残り、それだけでも絵になる。この日も廃道を歩くと思った時は足跡をどうやって撮るか、考えながら来た。

 

 

 


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風はすさんでいて、風景も灰色のように殺風景ではある。しかし同時に海に落ちる太陽の光がとても美しく、その殺伐とした風景とあいなってとても絵になる。不思議だが果てに来た気分になるし、時折ここに訪れたくなる。

 

 

 

 


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2キロくらい歩いて海を見ると、雲の切れ間から陽が落ちていた。とても美しくて写真を撮る。

氷柱の写真を撮り、また歩き始めた。

 


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海の波の音を聞きながら歩いていると、不意に人の気配を感じた。後ろを振り返ると、向こうの方で人が歩いているのが見えた。上の写真右の方に人が写っているのが見える。

 

正直、驚いた。釣り人ならまだしも、杖をついた高齢者とおぼしき人だった。今まで何度も来ているが、この道を散歩する人など見た事がない。ましてや廃道の付近には家はなく、住んでいる人もいない。

ましてや高齢者だ。ただこの付近の地理に明るい人間である事は間違いないだろう。それでなければここを歩く事はないと断言できる。

廃道を何かの思いがあって歩いている可能性がある。正直、こんなところを歩いている俺自身も珍しい人間である事は間違いないし、廃道とこの殺伐とした雰囲気の中で、どう思われても仕方ない。どうすべきか戸惑った。

老人が思いを募らせて歩く廃道。これほど興味をそそる話はない。だが場所が場所だ。

 

恐れられても仕方ない。ましてや思いを募らせて歩く人をバシャバシャ撮っていいものか。

 


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荒んだ風が吹き荒らし、波の音は悲鳴をあげてる中を太陽は温かく海を照らしていた。

 

果ての地を老人は杖をつきながら歩いてきた。

 

 

 

242.徐行

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かなりブログの更新がストップしてしまった。2022年の写真のベストをアップしようとしたのだけど、正直、これといった写真がなかったのが大きな原因でした。

 

子供との写真でベストな写真はあるけど、なんというか、自分の子供の写真でベストにしてしまったら毎年の年間ベストショットはそればかりになってしまうので、それは違うなと思ったりしたら思考停止してしまい、かつ日々の暮らしで除雪だとか子供との時間だとかに割いてると、どこでブログをアップするかというよりも、どこで休むかの方に時間の使い方を割いてしまうようになってしまった。

 


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とはいえ、写真を撮ってなかったわけではなくて、むしろ少し暇を見つけては写真を撮りにいきました。

 

 

 

 


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これからゆっくりとアップしていきたいと思います。なんだかランキングもあるみたいで。よくわからないけど、自分のペースでやっていきたいと思ってます。

 


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光が見えてきた。

 

 

 

241.HIBARI

坂本龍一で最も好きな曲はHIBARIだ。ちょっとした美しいピアノのフレーズをループさせて、少し遅れて音程のズレた同じようなフレーズが追いかける。ひばりが空をゆっくりと飛んでいるのをイメージできる。

坂本龍一は世界を、多くを見て、また同時に経験を重ねながらそのエネルギーを吸収しつつ、そして同じように作られた物語や虚像を捨てていく事を音楽に反映させていたように思う。

 

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禅の行程ともいうべきか、物語を捨て去り、削ぎ落としていった先にHIBARIのようなメロディーがあるように思える。足さず、物語を作らず、あるがままのメロディー。


写真を撮り始めた時はいかに特別な写真を撮るかにこだわった。特に星空は。だがそれはやめた。ごく当たり前の光景だからだ。他の人に特別であろうが、それは自分には特別ではない。

ただ人が明かりを点火して星空を打ち消しているだけの事だ。

夜でもまばゆい世界が特別だという人もいるだろう。自分にとってはそれが理解できても、わかる事はない。そしてどんどんその世界から離れていき、闇の方へ一歩一歩歩いていく実感がある。

物語を捨てていき、誰もいない世界へと歩き出しつつある事を。

 

 

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今日の朝、5時の気温はマイナス3度だった。霜が降りていて少し草原を歩いた。HIBARIを聴きながら。まだ太陽の光は満足に照らされていなかった。HIBARIはそれでも空を泳いだ。

 


そして太陽がその全貌をあらわす前に、穴倉に入って作業を開始した。

 

 

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https://youtu.be/Uw7aW1tSMZU

 

 

241.カモメのゆく先

 

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年間ベストショットをアップする前に昨日の写真を。江差方面に走り写真を撮り始めたけど雨に祟られてなかなか思うように撮影ができなかった。

 


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不思議とこの廃屋に目が留まった。なぜだろうか。生命が完全に断たれているのに、なぜか目を離せなくなり、車を停めて写真を撮った。

 

 


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そこから八雲に行ってそのまま海岸線を走った。雨は降っていなく、陽の光が眩しく静寂で時間が止まっているかのようで多幸感が溢れていた。

 


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砂浜に座ってしばらく陽の光を眺めていた。ありきたりだが、天国という場所があるのならばこういう所なのかもしれないと思った。

 

 

波の音が心地よい。風は止まり、全てが眩しい。

 

 

カモメが5羽ほど飛んでゆく。カメラをかまえた。だが撮るのをやめた。カモメは陽の光の方へ飛んでいった。

241.11月、12月の写真

 

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今回は写真を撮っているが、文章書いているうちに寝落ちしてしまってUPするタイミングを逃した写真を。

 

はてなブログは一気に写真をアップできるところが良いなと思っています。そうなると状況を書きたくなるので、あーだこーだ書いてるうちに寝てしまったりしてタイミングを逃した写真が多数ありますw。

 

まだ100枚近くあるかな。とりあえず11月、12月に撮った写真を。

 

 

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オオワシです。全長2メートルくらいあり、とても威厳があるというか、冬の象徴ですね。凍てついた寒空の下でも静かにたたずみ、獲物を食い散らかすその姿は冬そのものの厳しさをまとっているかのようです。

近年は写真を撮る人が増えて、なかなか近づいて見ることが出来なくなりました。飛来する数も少なくなっているように思えます。

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忙しくてなかなか子供といられず、子供も行きたくない幼稚園で泣いてストレスがたまっているのが見て取れました。1日幼稚園を休んで公園やフナの池にエサをあげたりして遊んだ時の写真。

いつもより父親を独占できた嬉しさなのか、とても甘えてきた時に猛省しました。楽しかった。

 

 

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雪が降って夜の写真。月が半分の状態だったかな。雪原を歩きながら写真を撮りました。月が見えると急に明るくなり、その時に写真を撮ります。

 

雲が月をおおっている時に、十字架の形が偶然できたので写真を撮りました。

この後晴れた時はなんだか劇的に思えました。

 


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車でトラックを見て笑いました。クリスマス時期だったのでなんとなくそういう時期だな〜と思いました。


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満月の夜に。こうやって牛の草をパックにして並べておきます。最終的には食べさせるけど暴風雪対策としても重要で置いています。

台風なんかの時は牛舎のところに置いたりしてシャッターが飛ばないようしたりします。

 

 


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雪が降るとこうやって足跡を撮るだけで上手く見えるからラッキーですw。とても綺麗な夜でした。



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子供は外で1日1時間は遊ばせています。長男は小学生になったので写真は今後少なめになるかな。

これからはやはり子供といる時間が多くなるから自然に写真を撮る機会も子供といる時の写真が多くなると思います。

雪玉をぶつけられてばかりですが、やはり貴重な時間です。もう過去には行けないのだから。精一杯同じ空気を吸いたい。


今年もよろしくお願いします。


明日か明後日に個人的ベストショットをUPしたいと思います。

240.Netflixオススメドラマと映画紹介

前回の記事ではU-NEXTの正月に楽しんで見れるオススメのドラマを書いてみました。続いてはNetflixです。

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Netflixはそんなにドラマは見てません。というか、三体という小説があって今度Netflixでドラマ化されるという事で契約しました。

なのでストレンジャーシングス、ベターコウルソウル、オザークの世界へようこそという大ヒットドラマを見てないので、かなり穴ぼこな紹介になると思います。とはいえとても面白いドラマばかりなのでわかる範囲でピックアップしたいと思います。

 

第1位 クィーンズギャンビット

 

 

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多くのNetflixを見ている人で、老若男女問わず見れる面白いドラマといえば真っ先に浮かぶドラマこのクィーンズギャンビットだと思います。アニャテラージョイの天才的な演技、素晴らしい演出、音楽にファッション全てにおいて満点です。

 

もう1話2話あったら良かった気がしますが、それでも正月一気に見るドラマでいうならばU-NEXT、Netflix通じてこのドラマが1番オススメです。楽しんでください。

予告動画はこちら

 

https://youtu.be/UxnqWyANevI

 

 

第2位 1899

 

 

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シーズン1は全8話。シーズン2は配信未定。子供視聴厳禁。

 

ちょっと調べたらアメリカ、ヨーロッパでこのドラマは大ヒットしています。個人的にも今年配信されたドラマではベストの一本です。

 

様々な事情を抱えながらアメリカへと豪華客船は旅立ちます。しかし行方不明の船を見つけた事で事態は一変するというストーリーになります。

これはドイツで制作したドラマですが、前提知識として第一次世界大戦前だという事で、産業革命後にドイツでは造船をはじめ製造業が急速にヨーロッパ市場を席巻していたという事。

 

もう一つは記憶というのは思い返すたびに新しく過去の記憶が補正されて作り出されるという事です。海馬という場所に一時的に保存されて、やがて脳全体に広がっていき長期記憶になるという流れがあります。脳自体は小さいですが、記憶量は膨大です。

折り紙は折り畳んだ状態は小さいですが、元に戻すと折り畳んだ状態より大きくなる。

船そのものは脳ともいえるし、海そのものは記憶と言える。この前提知識を頭に入れた上で見ると楽しく見れるんじゃないかなと思います。

あとは日清戦争が終わった時期で日本人に扮して逃げる人もいた時期でした。

この当時の歴史背景がわかるとより楽しいのですが、いずれブログでその事も書きたいと思います。

こちらが予告

 

https://youtu.be/SuuZco9Wouw

 

第3位 ウェンズデイ

 

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全8話。シーズン2は制作決定との事です。Netflixのドラマ史上、3番目に見られているドラマがこちらです。ちなみに1番がイカゲーム、2番目がストレンジャーシングスだそうです。まだ5話目で止まっていますが、面白いですね。ただ難点なのは小学生の子供にはどうかな?と思ったりしました。鬼滅の刃を見れるならいけるかもしれませんが、親が1話視聴した上で判断してください。

ティムバートンの久々の快作だと思います。つい最近ティムバートンがディズニーをやめて良かったなんて発言したのが話題になっていましたが、やっぱり昨今のティムバートン作品は面白い作品はなくて、このドラマも人気がなければ見ないところでした。

 

やはり所属するところによってこんなに違うもんかね、なんて思ったりしました。

ダークな世界、ブラックジョーク満載で面白いです。最後まで見てないけど、みんなでワイワイ見れるドラマとして3位に入れました。

 

なかなか親子で楽しめる作品がないのがNetflixの難点なところかな。こちらが予告動画ですが、冒頭の爆笑シーンが出ます。これが笑えなかったら見ない方が良いです。

 

https://youtu.be/2h2JYCteEO0

 

第4位 サイバーパンク

 

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30分全8話アニメです。子供視聴厳禁。中学生はどうかな?

 

熱いっす。ゲーム原作らしいのですが、これは大傑作です。

資本主義、人間社会が、金と欲望に人間性を失われていきながら同時に愛する人のために人間性を貫く事を同時に描いた作品。

確実にこのアニメはSFの歴史に名を残す事になると思います。

親とのつながり、人間社会/ネットとのつながり、愛する人とのつながりやSF映画とのつながりを意識した演出がされていました。

他にギリシャ神話、月/アルテミスなどをモチーフにしたりルーシーという名前の女性キャラクターは320万年前に発見された人骨のルーシーから名前をとったのでしょう。人間の直接的な先祖ではないと言われていますが、脳よりも先に2足歩行していた事で大発見とされています。

これを発掘した人はビートルズが大好きでLucy in the sky with diamondsルーシーはダイヤモンドをまとって空にいるという曲から命名されています。

 

このアニメのルーシーは最後どうなるのか、結末を見た時に思わず唸ってしまいました。やや過激描写があったりしますが、音楽も映像も最高です。正月からド派手にどうぞ。予告動画だけでも楽しめます。お子様のいないところでどうぞ。

 

https://youtu.be/3IP55vDWJz8

 

 

第5位 ダーク

 

 

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子供視聴厳禁。過激描写あり。ドイツのドラマです。

Netflixのドラマの中で最も大好きな作品はこのドラマ、ダークです。3シーズンあるのですが、Netflixドラマの中でもかなり人気の高い作品となっています。

実は第2位に挙げた1899の製作陣が作ったのがこのドラマなんですね。このダークで一躍有名になり、それで1899もヒットしてると。

子供が失踪して物語が始まります。実は1899は子供が見つかってからストーリーが動き出すのですが、そういう点でもニヤッとさせられます。

タイムトラベルもので破綻した未来を止めるという内容ですが、これはシーズン2になって気づいたのですが、ドイツの歴史そのものをなぞっているんですね。

イギリスをはじめヨーロッパの国々は植民地強奪戦をしていました。いずれ強奪戦で国々がぶつかりあい、戦争に発展してしまったらヨーロッパ全土が火だるまになる。その事を警戒したビスマルクはドイツは植民地を取らないと宣言して仲介役に回ります。そして戦争を回避しつつフランスとロシアを退けていたと。フランスとロシアに挟まられている形で小国ドイツがいたのでこの二つの国が同盟を組まれたらひとたまりもないわけです。

いわば中国とアメリカに挟まれている日本と言っていいかもしれません。

ビスマルクが政界引退後、造船業はじめ好景気にわいたドイツは植民地強奪戦にはいるんですね。そしてドイツを他国は警戒してフランスとロシアは手を組みシベリア鉄道を共同で作り、その後日露戦争に発展します。パワーバランスが崩れてやがてサラエボオーストリアのフランツフェルデナンド皇太子が訪れた際に皇太子夫妻とお腹の赤ん坊が銃で撃たれて死に、これがきっかけで第一次世界大戦に発展します。これはダークのストーリーに関連してきます。

 

未成年の主人公とは大国に挟まれてなかなか価値観の醸成ができなかったドイツそのものである。破綻した未来でなくなるために過去、未来へと行ったりするのはビスマルクを彷彿させます。

果たして破綻した未来を止める事ができるのか。

難解なドラマと言われていますがそんな事はありません。音楽も素晴らしく完成度が高い作品となっていますのでご覧ください。予告もそそられる。

 

 

https://youtu.be/p31zSe2JLYg

 

第6位 ブレイキングバッド

 

 

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こちらのドラマもNetflixでは大ヒットしています。というよりNetflixを代表するドラマの一本と言っていいでしょう。

癌末期を宣告された主人公は途方に暮れます。妻のお腹には新しい赤ん坊がいる。さらに障害を抱えている息子もいる。財産がほとんどない主人公は持ち前の化学知識でクリスタル、麻薬を作り売り捌く事を考えるというストーリー展開です。

 

シーズン6まであるので長いですし、シーズン1、2はまぁまぁ面白いという感じでした。

 

現在シーズン3の5話まで見ましたがめちゃくちゃ面白くなってきました。個人的にこのドラマとストレンジャーシングスを正月に一気見する予定です。これはハマる人はとことんハマるドラマです。

 

https://youtu.be/gIAca7Ycg0w

 

 

 

第7位 ペーパーハウス

 

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スペイン造幣局に強盗が押し入ります。警察も来て強盗集団はどうなるのかというストーリー。 

期待はあまりしないで見たらとても面白かった。とにかく目が離せなくなるシーンが結構あるし、この強盗軍団もなかなか危機管理能力のなさに冷や冷やします。もっと上位でも良かったんですが、第3シーズンで止まっているのでなんとも言えません。

ちょっとスペイン人の楽観的で情熱的な部分はわかるのだけど、ここで!?ってシーンもあったりして日本人としてはなんだかなーって思ったりもしました。しかしスリルある展開はとても面白いですね。

一気見するには5シーズンあるからキツイかもしれませんが、間違いなく面白い快作です。

 

 

第8位ナルコの神

 

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全6話子供視聴厳禁ドラマ。もうこれはBグルメですね。熱いうちに食べてくれ。上品でなくていい。ズズーッと一気に食べてくれと言った感じです。美しい海を眺め泳ぎながら記憶を遡る演出や森を人生に例えてさまようなんて演出もありません。そんなおしゃれなことはしない。

B級グルメにはB級グルメなりにやる事がある。ボリュームがあって安くて早く食べれる、それが大事だと言わんばかりに怒涛の展開が続きます。

 

正直、ストーリーにはおかしな点もあったけどいちいち指摘するのはヤボってもんです。なんとなく昔の東映のヤクザ映画っぽいところが好きですねw。

 

今年の正月はどす黒く行きましょう。

 

第9位 モー

 

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30分ドラマ全8話。いやーこれは一気に見れてとても面白かったです。どうやらシーズン2も製作されるみたいですが、パレスチナアメリカ人のコメディアン、モーの人生を追ったストーリー。

パレスチナの移民でアメリカに渡ってきたが、父親を早くに亡くして一家の大黒柱として働いているモー。しかし20年に渡って難民申請しているにも関わらずなかなか許可がおりずにいてまともな職業に就く事が出来ず偽装品を売って過ごしている。

暗い話なのかなと思ったら軽快に笑い飛ばしてくれて面白いです。社会問題、宗教的価値観の違いとかも極端にシリアスにせずユーモアを交えて展開していくのでとても良い。サクッと見れるのでオススメです。

 

 

第10位 ペプシよ、戦闘機はどこに?

 

 

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これはドラマではなくドキュメンタリーです。全4話。ドキュメンタリーと言われたらなんとなく真実を追求するみたいな事をイメージしますが、そんな事ありません。ドキュメンタリーにも演出は入ります。

 

これはペプシ会社がペプシを飲んで700万ポイント貯めると戦闘機をもらおうというジョークのコマーシャルを作るんですね。

そうしたらそれをまともに戦闘機をもらえると思った人が出てきてさてどうなるのか、という話です。

 

正直見る前はジョークをまともにとる方がおかしいと思いました。しかし主人公はいたってまともで、かなり緻密な計画を立てるんですね。これに感心しつつやがてペプシ側はどんな対応という点からどんどん過去が明らかになったりしてきます。

ドラマや映画では到底予想できないストーリー展開がとても興味を惹きつけられました。

それとやはり大手企業の問題を扱えるところも配信サービスの良いところです。まぁこんな感じでヒット作もあまり見られてないけど面白い作品を10作品揃えてみました。

 

 

 

だいたいテレビは1日1時間とちょっとくらい見ます。あと畜産業なので牛の出産とかになると夜遅くまで起きてるので、その時は見てます。ただもう地デジの番組はバラエティにしろドラマにしろ全く見なくなりました。スポーツとニュース以外は全く見てない。ワールドカップの時にコマーシャルを久々に見てなんだか面白いなーと感じました。そのくらい地デジは見ない。

NetflixにしろHBOにせよ、個別に人から月額料金をもらって制作してるわけでスポンサーはいらなくなる。だからこういうペプシなどを相手にするドキュメンタリーも平気で作れる。

スポンサーが入るとやはりドラマなどはどんどん作りにくくなります。日本のドラマが典型的だと思います。ジャニーズのようにタレントの見え方を意識し、スポンサー企業は商品を売るためになるべく子供から大人まで見られるようなドラマ制作を心がけ、そうなってくるとストーリーよりも見られる事を意識するドラマになるので面白くなくなる。あとバラエティやニュース番組にしてもワイプだかなんだか知らないけど小さな画面にタレントが見てますよーって映っているのがもう我慢ならないw。

あれだけでチャンネル変えてしまいます

 

まー有料放送が地デジよりも面白くなかったら大問題ですがw、もっとサブスクが盛り上がればなーと思います。子供いるとアンパンマンとかウルトラマンとかレンタルDVDで一枚だけ借りるというのはないです。もうまとめて借りて見せるし、そうなると返さなきゃいけない、ついでに買い物していく、お菓子買う、ガソリン代かかる、返しに行ってまた借りる、あ、あの映画の新作でたのか、だったらBlu-ray買うかと月額結構いってるって感じになるのでw、それならU-NEXT、NetflixAmazon、ディズニー入った方が安いかも知れません。

少なくともBlu-rayは買わなくなったし、車で走る事もなくなったのは確かです。ま、来年どれか契約解除してるかも知れないけど。

 

最後に今年配信されてオススメという視点でなくあくまで個人的に何度も見返したくなるであろうドラマをNetflix、U-NEXT関係なくUPしたいと思います。

 

 

個人的最優秀ドラマ ステーションイレブン

 

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もうぶっちぎりにこのドラマが良かったです。ラストの静かな感動がとても胸にしみました。

 

 

優秀ドラマ 1899  ハウスオブドラゴン サムバディサムウェア

 

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2位 キャシアンアンドー 

 

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ディズニーという帝国軍に支配されて、もうマンダロリアンにしてもなんにしてもファンサービスが過ぎるというか、途中でやめてしまいました。

見ていても最後のスターウォーズシリーズに地続きでつながると思うと見てられなくなるのだけど、このアンドーは良かった。権力をふるう側がやがての支配しようといた時にどうなるのか。黒澤明七人の侍のオマージュで鐘を鳴らすシーンから最終話で鐘を鳴らすシーンはどう変わるのか、ユダヤ人を虐殺したアウシュビッツのような場所から逃走して自由を勝ち取るために戦うようになる様は本当に見ごたえがありました。

 

スターウォーズのようなスペクタルはもう死んだと言っていい。しかしここには反抗する理由がある。

もう身動き取れないディズニーというデススターの中でかなり光輝く作品でした。

 

 

3位 アウターレンジ

 

 

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Amazonプライムドラマ。万人向けではありませんが社会風刺とミステリーが良かった。シーズン2が楽しみです

 

 

第4位 エルピス

 

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第5位 サイバーパンク

 

 

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第6位 ピースメーカー

 

 

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第7位 devs

 

 

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ディズニープラス配信ドラマ

 

 

第8位 イルマヴェップ

 

 

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HBO作品

 

第9位 平家物語

 

 

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第10位 ジオファー モアザンワーズ

 

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Amazonプライムドラマ 30分全10話

 

 

 

 

 

 

 

239.U-NEXTオススメドラマ

今回は正月を過ごすために、オススメの配信されているドラマを紹介いたします。

NetflixにしてもU-NEXTやAmazonプライムにしても加入しても何を見ていいかわからないという人が多いみたいなんで、ちょっとでも面白いドラマを紹介できればな〜と思っています。

 

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動画配信サービスは映画ではなく、あくまでドラマが中心としたコンテンツになっているので、ドラマを見てないでいるのはもったいないです。

YouTubeとか見てもNetflix、U-NEXTなんかでオススメの映画はあってもドラマに関しては全くなかったのでちょっと思い立って書いてみたいと思います。

 

 

 

基本的に海外ドラマ/アメリカで制作されたドラマを中心として書いていきますが、ここ最近の傾向を先に紹介したいと思います。

 

まずはアメリカのドラマの変化です。ここ10年前までは白人が主人公である事が当たり前でした。しかしこれからアメリカ人口はアジア、ヒスパニック、黒人の割合が白人よりも増えていくので、白人を主人公のドラマよりも有色人種のドラマが制作される事が多くなりました。

 

そして白人の作り上げた資本主義社会の終焉と宗教的価値観が終わる事を、示唆するドラマが増えました。この三年はそれが顕著に現れています。

その代表例として挙げられるのが今年エミー賞の最優秀作品賞を受賞したサクセッションとホワイトロータスでしょう。

 

この二作品はいずれも時代の終わりを告げているドラマと言っていいと思います。

そして韓国で制作されたドラマ、イカゲームですね。こちらは5話まで見て個人的そこまで面白くなかったのでw、やめてしまいましたがこれも大きなトピックだと思います。

 

アメリカだけでなく世界的に配信サービスがどこでも見れるようになり、こうなるとアジア、アフリカ、ラテンアメリカの方が人口割合ではヨーロッパやアメリカの人口を圧倒するので、有色人種が主人公になるのは当たり前になってきます。

 

今期話題になったAmazonプライムで配信されたロードオブザリング、力の指輪で例えてみましょう。一話目のネタバレを含みますので注意してください。

 

 

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世界の均衡を保っているエルフは最終的には光の国で永遠の命が約束されます。ある任務を終えてついに光の国に行こうとするのですが、任務を果たせなかった事に主人公のガラドリエルは船から飛び降りて再び地上に戻りサウロンという悪の敵を探そうとします。

光の国というのはキリスト教の価値観でいう天国ですね。そしてエルフというのはこれまで世界の中心として、世界の社会構造を作り上げた白人とも言える。

その白人が作り上げた時代が終焉を迎えるという事を示唆しているんですね。それに対してガラドリエルはたとえ終わっても、私達はまだ世界と仲良くできるし、しなければいけないと現実に戻るという事です。

 

他にもストーリー内ではエルフの住む場所の木が枯れていくシーンがあったりしましたが、これもある一つの時代が終わったという事を示唆してるのでしょう。

一部、エルフは白人だけのはずなのに黒人がいるのはおかしいという批判もあったみたいですが、これはキリスト教を信じてる黒人という事を表しているわけです。まー、ぶっちゃけ白人のみで構築した世界観だと間違いなく見られなくなるのは必然だからというビジネス的な側面もあったと思います。

 

10年後に批判してる人も同じ事を言ってる人は少なくなると思います。これから先は有色人種の主人公がドラマになるケースが増える一方ですから。

 

他にもディズニーで配信されてるdevsというドラマも同じような例として挙げられます。全8話のドラマでサクッと見れますが、こちらは量子もつれを研究した学者が今年のノーベル物理学賞を受賞しましたが、その量子もつれEPRパラドックスをテーマにしつつ、かつてネイティブアメリカンの人々が暮らしていた草原に白人が黄金の城を築き、今度は有色人種がそこに住むようになるという事を示唆してるドラマがあります。

 

ドラマ内で路上生活してる白人男性が朝帰りする主人公アジア系アメリカ人女性に今のうちにせいぜい楽しみな、というセリフがありますが、これからはアンタら有色人種の時代だからせいぜい楽しみなさい、という事ですね。こちらのdevsという作品も万人向けではないですが、かなり好きな作品でした。

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U-NEXTオススメのドラマ。

 

 

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それではオススメを紹介していきたいと思います。今回はU-NEXTとNetflixを中心に紹介していきます。

U-NEXTは一か月料金は高いですが、ポイントがはいりそのポイントで映画館チケットに交換できたり買い物も一部できるので結構お得だと思います。

またライムスター宇多丸のアフターシックスジャンクションというラジオ番組でHBOというドラマ制作会社の特集をやっていましたが、このHBOにクリエイターはドラマの企画を持って行って断られたらNetflixAmazonプライムに企画を持っていくと言われてるくらい話題作が多いのです。 

 

 

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事実、映画のアカデミー賞にあたるドラマ版のエミー賞では圧倒的にHBO制作のドラマが受賞していますし、間違いなく2010年代のドラマの中で最も人気を博したドラマはゲームオブスローンズでしょう。この作品によって一気に配信サービスの需要が高まり、いまだに世界的に見られるドラマでは上位に食い込んでいるようです。

そのHBO制作ドラマを独占配信してるのがU-NEXTなんですね。とにかく面白いドラマが多いです。

 

1位ハウスオブドラゴン

 

 

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子供視聴厳禁。残酷描写あり。これはゲームオブスローンズの前日譚、エピソード0にあたります。自分はゲームオブスローンズが大好きでこの作品は待ちに待った作品でした。

初回の配信日はアクセスが殺到してサーバーがダウンしたくらい人気作です。

歴史が大好きなもので、ファンタジーなのにゲームオブスローンズは薔薇戦争宗教改革クレオパトラの生涯やエリザベス女王の生涯などを盛り込んで、もう匂い/におい以外は全て描くというくらい徹底的に描いた作品でした。

 

この作品でも残酷なシーンが多々あるので苦手な人は見れないでしょうが、ファンタジーでありながらかつて歴史上でも同じように男性は戦場に、女性は産む事を義務付けられた価値観がありました。

 

王の後継者として男性が選ばれるのが当たり前の時代に娘を王として指名します。それに対して側近や親戚筋は反発していき、やがてその不穏な空気はどんどんと高まります。王として指名された王女の戸惑いの顔がラストではどんな顔つきになるのか、もうこれは戦争になると毎回毎回ハラハラしながらも、その巨大な渦巻きはどうなっていくのか、特にラスト3話は本当に映画を越えた映画になっているといえばいいか、これぞドラマの王者という圧巻の出来になっています。圧倒的にオススメの一位です。ゲームオブスローンズを見てなくとも大丈夫です。むしろこちらから入った方が良いと思います。

 

いずれゲームオブスローンズの特集記事を書きたいと思います。つーか詳しく書きすぎて長文になり、止まっていますw。こちらが予告動画

 

https://youtu.be/04fTGWRUGng

 

2位ダークマテリアルズ

 

 

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これは小学三年生くらいから見れるドラマだと思います。つまり親子で楽しめる作品ですね。どういうわけか日本では全く流行ってないですが、アメリカ、ヨーロッパではとても人気のある作品です。

ライラの冒険という児童文学ではかなり有名な作品で個人的にも大好きな本です。

 

本が有名なだけあってとにかくスケールのデカさといいセットの作り込みといい、とても力が入っている。正直懐かしさで最初は見ていましたが、ストーリーは大人でも楽しめる内容なのでどんどん引きこまれました。

 

いま第二シーズンの途中ですが面白いですね。この前に気づいたんですが、これはアイザックアシモフのファンデーションがモチーフになってますね。

1940年代に書かれた小説で、太平洋戦争中でしたが古典的SFとして有名です。噂ではオサマビンラディンのテロ軍団、アルカイダはこのファンデーションからとったと言われてます。

ダークマテリアルズ、親子で楽しめる作品です。こちらが予告動画

 

https://youtu.be/lNNAzy1TUss

 

 

第3位エルピス

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日本のドラマで今期放送されたドラマですがU-NEXTでも見れます。コメディタッチで素っ頓狂なテレビディレクターと落ち目のアナウンサーが冤罪事件に挑むストーリー。

脚本家の渡辺あやさんがテレビ局に企画を持ち込んでも断られ続けてようやく制作されたドラマ。情けないと思いますね。今のテレビは。

そもそも電波は国民の財産なのに、それを安く買い叩いてテレビ局は番組を放映してるわけです。なのにこの程度のドラマすら拒否するなんてホントに情けなさすぎる。

 

実際に起きた足利事件がモチーフになっていて清水潔作、殺人犯はそこにいるというルポルタージュがあってこの本は読んだ記憶がありました。その本をモチーフにして制作されたわけです。

冤罪ではないかと疑い、調べているうちに違う犯人を特定するまで本で書かれていた記憶があるけど、このドラマも真相を探るうちに巨大な権力が立ちはだかるという内容になっています。

おそらくこれを映画にしなかったのはこういう事実は大人だけではなく子供も共有して欲しいというところがあったと思います。

軽快でありながら時に重々しく、大人だけが楽しめるドラマではないそのさじ加減が絶妙だと思います。正月に一気見するオススメのドラマです。こちらが予告動画

 

https://youtu.be/LDFGwu7VZ7g

 

 

第4位 ジ・オファー/the offer

 

 

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全10話。名作ゴッドファーザーの映画制作の裏側を描いたドラマです。ゴッドファーザーを見た人も見てない人も、面白かったと思う人も面白くなかったと思う人もこのドラマは楽しめると思います。

 

マフィアの一族を描いた本がベストセラーになり映画化をしようとするのですが、その事をとあるマフィアのファミリーのボスに言うと断られます。

挙句にショットガンで、、、って感じでストーリーが始まります。

とにかく相手がマフィアの上に映画制作は難航するんですね。まー爆笑したし初めて俳優が揃って食事会をする時はシビレました。思わずガッツポーズしてしまいました。カッコ良すぎる。

ラストもちょっと感動しました。オススメです。ちなみに前提知識が必要なのでそれだけ書いておきます。

 

マフィアとはイタリアのシチリア諸島の反社会組織の事を言い、それ以外はギャングと言います。

反社会組織と言ってもかつては警察も弁護士/法曹界も成熟していなかったので、地元のボスとしてマフィアや日本で言うならヤクザが仕切っていたんですね。酒の密売など悪い事もしていたけど、自分のテリトリーに住む人の困った時の相談所でもあり、仕事を探したり、結婚相手を探したり、他の地区の人間と喧嘩したら仲裁に入ったり、世話役的存在でした。

ただ先に示した法曹界や警察といった組織がしっかり回り始めてからは居場所がなくなり、麻薬などに手を染めて反社会組織になっていったという経緯があります。

マフィア同士の縄張り争いの抗争など色々あって地元民から恐れられていたと同時に必要な存在であったわけです。

 

ここいらへんの前提知識があれば楽しめると思います。こちらが予告動画

 

https://youtu.be/roquHh6L9UI

 

 

 

第5位 メディア王/華麗なる一族 サクセッション

 

 

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子供は視聴しない方が良いですw。

一代で保守系メディア/テレビ局を創業する剛腕社長。ま、日本で言うならば読売新聞系列のナベツネさんですね。ドラマでは発言に問題あって世間を賑わせるのだが、そんなじーさんが倒れて誰がこの会社を継ぐのかで揉める御家騒動物語になっています。

この作品の凄いところは登場人物で誰一人共感できない、好きになれないのにメチャクチャ面白いところ。一話目から本当に面白い。超がつく富裕層で一般的な人々を見下しているというか、もうその感覚すらなく、差別的で傲慢なのだけどやる事なす事がぶっ飛んでいて面白い。

 

テレビという巨大メディアの栄枯盛衰、エミー賞最多ノミネートなど話題が多いけど、これぞHBO作品といったところです。正直、好みが分かれる作品かも知れないし、一気に見るのはちょっと脂の成分が多すぎですが、ハマると本当に面白い作品です。

自分もシーズン2のラストまでようやくきた。こちらが予告動画

 

https://youtu.be/P3WgUZXRxs8

 

第6位サムバディ、サムウェア/somebody some where

 

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30分ドラマで全7話。誰も知らない俳優に惹かれて見ました。人気はありませんが、見た人は大絶賛するドラマです。

片田舎で過ごす女性のささやかな日常ドラマ。

 

色々と不安もあり、あらがえない問題もあるけどそれでも生きていく。そのセリフの一言一言が心に蓄積されていく感じがしました。静かな感動があり、同時にごくふつうの笑いに救われる感じがありました。

 

HBOは脂っこいドラマが多いけど、ちょっと疲れたらこれをご覧ください。今年の個人的ベストドラマの一本です。こちらが予告動画

 

https://youtu.be/9xKZZ8iVDN8

 

 

第7位 ウイニングタイム

 

 

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シーズン2はまだ配信未定。子供視聴はまーやめた方がいい。シーズン1は全10話。

ロサンゼルスレイカーズの栄光の歴史の1ページ目を描いた作品。バスケ好きでなくともオススメドラマです。

売りに出されたロサンゼルスレイカーズを買い取ろうと破天荒な社長は画策します。同時に新人ルーキーとしてマジックジョンソンを獲得しようと

あの手この手を使う。まードラフトの仕方何昔からは本当に酷かったんだなと思いました。

 

マジックジョンソン、破天荒な社長も欲望の沼にハマっていく。呆れるくらい二人とも性格が酷いのだけど、そのタレント性と才能はやはり認めなければならない。

同時にチームメンバーとの軋轢、色々あるけどそれでも優勝に向けて突っ走っていく展開がとても良い。いくらなんでもラリーバードを悪く扱いすぎるけど、そこはアメリカのドラマって感じです。チームメンバーの過去の人生が泣けた。シーズン2が楽しみなドラマです。こちらが予告動画

 

https://youtu.be/OL6-7hGVrvE

 

第8位 平家物語

 

 

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アニメです。これは本当に演出が素晴らしかった。幼い琵琶法師に重要な場面で語らせながら平家物語平清盛の末期の時期と壇ノ浦のに戦いまでを描いた作品です。

音楽も斬新で聴覚、視覚的にも暗い内容のあの平家物語を淡く儚いファンタジー作品として見事に昇華してると思いました。

 

主人公の女の子を天使のような位置に見立てて、欲望にたける人間の有様をただ見続ける。吉川英治平家物語を読んだことがあるけど、あれがどれくらい脚色されてるかわかりませんが、ぜひ若い清盛が神輿に矢を放って大乱闘になるところからまた制作してくれないかなと思うくらい好きな作品です。こちらが予告ですが、予告動画もマジで良い‼️

 

https://youtu.be/n27irsU7x6c

 

第9位ステーション11

 

 

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全10話。中学生から。全てのドラマは到底見れてる訳ではありませんが、今年見たドラマの中で間違いなく個人的にNo.1作品です。ただ万人向けかと言われるとどうかなと思うし、正月の明るい雰囲気の時に見るドラマかと言われれば微妙ですw。

 

ベストセラー原作をドラマ化したもので、コロナ禍のようにウイルスが蔓延して多くの人が命を失います。世界経済は破綻してそれぞれが村単位で暮らしたりしてる世界になっている。小さな劇団が移動しながら観劇をして回り、そこで様々な人生模様が繰り広げられるというストーリーです。

ハムレットを舞台でやるのですが、空港でのストーリー展開は広い空間を使って舞台を見てるかのようでした。非常に工夫が凝らされていて見るたびに新しい発見と感想が変わるような作りになっています。

 

残念なのはコロナ禍とこのドラマがリンクしてしまった事かな。それがなければもっと評価された気がします。とにかく味わい深く、ラストの静かな感動と終わり方がとてつもなく好きでした。

記憶に残る作品です。こちらは予告動画ではなくディレクター、俳優が語るステーションイレブンに魅力についてです。ぜひ。

 

https://youtu.be/GghlA3Ey1VA

 

 

第10位ピースメーカー

 

 

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全8話。子供厳禁ドラマ。正義のためなら人も躊躇なく殺す悪趣味全開、ヒドさが売りの我らが兄貴、ジェームスガンが制作したドラマ、ピースメーカー。

 

日本人が悪いんです。子連れ狼のような映画を作るから。ジェームスガンは被害者なんです。

乳母車にマシンガンつけて、それをぶっ放して皆殺しにしたり、最高の時代劇役者で俺の大好きな若山富三郎大先生の剣技で人をバサバサ斬りまくっていく、映画史上発のスプラッター映画を作ったりするからジェームスガンのような人間が出てくるんです。

 

こういう事やっていいんだ〜的な事を思わせてしまったからよりねじれた映画をジェームスガンは作る羽目になる。最高ですね、やっぱり日本は。ああいう子連れ狼のような倫理観まるでナシな映画を量産すればいいのです。

お涙ちょうだい映画なんてなんにも生み出しません。

というわけでピースメーカーは悪趣味な演出と爆笑が同時にやってくるストーリー展開が癖になります。しかし今回はなにやら切ないパートがあったりしてちょっと違和感があったりしましした。

ジェームスガンはインディーでスプラッター映画を制作したりしていたのですが、マーベルに誘われてヒーロー映画を作ります。しかし失言が祟りマーベルからクビになるんですね。

ちなみにマーベルとはスパイダーマンやアイアンマンなどのヒーローを中心としたコミック/映画を制作する会社です。いわば集英社の少年ジャンプみたいなものです。

 

それに対してバットマンやスーパーマンはDCコミックといってわかりやすくいうと小学館の週刊マガジンみたいなものといえばいいか。

それでクビになったのですがジョスウエイドンというマーベルの立役者に再び声をかけられてジェームスガンは復帰する事になるんですね。

しかし今度はジョスウェイドンがパワハラなどでマーベルからクビになってしまうんです。

 

ピースメーカーのストーリーに戻ります。ピースメーカーは刑務所に入っている。そこからある任務をやる代わりに刑務所から出られるんですね。つまりジェームスガンはマーベルを一度クビになり刑務所にいるみたいな気分だったと。そこにジョスウェイドンが再び復帰をうながし新しい任務を与えてくれた、と読み取れるんですね。しかしそのボスといえるジョスウェイドンがクビになってしまう。

 

ピースメーカーは失意におちいるという展開になります。もともとどこにも居場所がなく常に外側にいた人間だった者たちがマーベルに結集して作ったのがヒーロー映画だったりしたのです。しかし人気が出るうちに居場所がなかった者達がヒーローのようにまつりあげられる。

それによって間違いを犯した人間を躊躇なく切り捨てるようになる。

ジェームスガンはなぜだ?と訴えているような気がしました。居場所がなかった者が人を切り捨ててどうすんだ、たとえなにがあっても守るべきではなかったのか、それがヒーローってもんだろうと。

SNSで正論をぶっ放して人を切り捨てる事に夢中な人々を劇中で例えてみたり、まーラスボスはどう見てもディズニーですね。

そんな巨大なものに対してどんな事をやるのか、もう大爆笑しました。これぞジェームスガン、これぞ皮肉にみちたコメディといった展開で最高でした。こちらが予告動画

 

https://youtu.be/1sAPOF5plaE

 

 

以上U-NEXTで見られる作品をあげて見ました。ヒューマンドラマ、アニメにファンタジーにコメディとバラエティに富んでいるラインナップです。どれが必ずハマる作品があると思います。ぜひご覧ください。

 

続いてはNetflixオススメドラマをUPしたいと思います。