写真、自然、音楽、科学、が趣味

生活の風景

音楽、写真、日常を切り取る感じで。

84.無人駅にて

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無人駅にて。北海道は函館本線の新石倉駅まで車で走った

階段を登り見渡してみると、あいかわらず小さな駅だと再認識する。

寒さが肌に刺さってくる。ジャンパーを持ってきたというのに、車に置いてきてしまった。久々に集中して写真が撮れるという事に、なんだか胸は躍っていたのは確かだ。

 

ただ今回は下見できた。キハ40がどのように停車するか、雰囲気はどうか見にきた。この駅の側面は急斜面がある。この急斜面には草がおおい茂っているが、冬になると雪の下だ。

 

つまり急斜面から駅全体を撮れる事になる。

 

 


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静かな無人駅。なんだか心が落ち着く。

どこかの上の方から拡声機で列車が入ってくると聞こえてくる。

 

 


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ここで想定外の事が起きた。キハは構内に全てが入らない位置で停車した。つまり、キハ全体が写らない事になる。苦笑いしながらまいった、と思いつつ窓から顔を出した運転手に、行っていいよ、と手で大きく合図した。

 

 

 


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なんだか下調べとはいえ、収穫が少ない気がした。寒さが身体を蝕む。

 

 

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ほんの少しの工夫と、いつもの視点の位置を変えて、なんらかの記憶に残るような写真は撮れた気がした。信号が変わらず車優先の青のままで、ボタンを押さないと変わらない横断歩道。

 

蜘蛛の巣の写真を思い出した。

 

 

 

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気長に待つ気はない。ボタンは押さずに車が来ない道路を渡った。

潮風が海の匂いを運び、海が近くにある事を感じた。

 

車に乗り込み、真っ黒な海を見ながら車を走らせた。赤信号で車を停めて窓を開けた。

 

 

海を感じる事はなく、コンビニの眩しい光が、周辺の透き通った暗がりを、打ち消していた。