写真、自然、音楽、科学、が趣味

生活の風景

音楽、写真、日常を切り取る感じで。

170.自由に泳ぐ

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紅葉も終わりだ。木の葉の多くは落ちて地に還る。

 

一瞬の色彩美を地面に残して消えてゆく。

 

子供達と公園を散歩した。


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子供はスパイダーマンに夢中でどこに行くにもこのマスクを被るので非常に困るw。というか、慣れたw。

ハイポーズと言うと長男はポーズを決めたが2歳の子供は後ろで何故かあのポーズ。笑ってしまった。

 

 


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鯉や金魚は水の中を自由に泳いだ。餌を係員にもらい水面に落とすと、群がり始めて瞬く間に餌はなくなった。

子供達は喜んで池の鯉を眺めた。

 

 


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帰り道、川の橋で止まって帰ってきたサケを眺めた。 

 

無数の力尽きたサケが、川の底に沈んでいた。生きてるサケは速い水の流れに逆らい、最後の力を振り絞って抵抗をして泳いでいた。

 

子供はどうして卵を産んで死ぬのか、鯉はなぜあそこにいるのか、死んだらどうなるのか、と聞いてきた。

 

そして最後に、どうして鯉みたいに餌をもらったりして泳いで生きてないのか、と質問してきた。

 

俺はそうだね、そうすれば楽しく生きられるかもねと答え、少しの沈黙のあとそれでもサケは好きだな、と言った。苦し紛れの答えだったのは言うまでもない。子供にこうやってサケは一生を終えるのだよと見せたくて寄ったのに、まともな答え一つ答えられない自分が間抜けに思えた。

 

答える準備など出来てなかった。答えるほどの資質も兼ね備えていなかった。

 


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車の中で2歳の子供はすぐに眠った。5歳の子供は身を乗り出して話しかけてきた。

 

パパ、サケはカッコいいね。鯉はキレイだけど、サケの方が好きだね。海に行けるし、カッコよくジャンプするしね。サケの方が好きだね。

 

答えが出せなかった自分に子供は明快に答えをくれた。

生きる上では鯉の方が楽に決まっている。だがそれは答えとして正しいのか、と行き止まってしまった。

 

海に行ける。海に行ける。子供は俺より自由に泳いでいた。