ここ一週間、夜空がなんとか晴れてくれる。大雪に祟られて、なかなか星空は見れなく写真も撮れなかった。
晴れそうだとわかると夕方からソワソワする。久しぶりに撮れると気分が違う。しかし晴れるのは一瞬で難しいのだけど、風の吹く強さでだいたいわかるようになってきた。海から雲がどのように流れてくるか、それが風の強さでわかる。
こういう自撮りは撮ったあとだとロマンチックに撮りたい感が丸見えで本当にダサく思うのだけど、1人だとどうしてもやりたくなる笑。
オリオン座を見ると対比として見せたくなるのだ。
あの星々は主張が強く、直にずっと見ていると威厳に満ちている。
これでも雪の壁の高さが溶けてずいぶん低くなった。夜空を見ると北極星をすぐに見つける事ができる。冬だと次にスバルとオリオン座だ。
星々の事は昔から見て育ってきたから、他の人よりは詳しいと思う。Newtonなり宇宙に関する情報を接すると星空を眺める。
だがやはり神話が一番面白い。そこには長い歴史があってそれを地続きに感じ、悲劇もあったが繋がってきた事を感じるからだ。
北斗七星の一つ、メラクが輝いていた。地球からおよそ80光年離れている星。
スタートレイルの設定をして写真を撮る。1時間後にどのような写真になるか、想像した。
北斗七星はアイヌの人々には祈りと踊る女性を意味するらしい。北極星の周りをずっと回り、沈む事がないから火の周りを踊っているとされてる。
素晴らしい想像力だと思う。
今日も女性は踊り続ける。雲に隠れようとも何があろうとも、火の周りを。祈りをこめて。