写真展に行ってきた。小さな写真展。親族を写した写真で、皆表情が良い。モノクロ写真で統一されていたのも良かった。
考えてみれば今まで妻と子供以外撮った事があまりないなと思った。親父の写真を撮ったのは少し前にアップしたあの時が初めてだ。
写真を見終わり、子供と遊ぶ。
写真展に刺激を受けたのか、iPhoneで子供の写真を撮る。デジカメは持ってこないようにしてる。撮影に夢中になって子供の予測できない動きに対応が遅れてしまう。
遊んでる最中に気づいたが、父親を独占できる喜びに浸っている様子だった。
体育館という広い空間を走り回る。ケラケラ笑いながら。
椅子の下に隠れるから探してねと言う。笑いながら探すフリをする。
子供は噴き出るように汗をかき、喉が渇いたと言ってきた。夏なのにGジャンを着込んでいたから脱ぎなさいと言っても嫌だと言って聞かない。
外で遊んでいると、汗が噴き出るように出てきた。このまま遊ばせると熱中症の危険があるので、まだ遊びたがる子供達をなんとか説得して連れ帰った。
車に乗せて水分を補給して少し遠回りしながら家に帰宅すると、子供は座席で寝ていた。
夕方の仕事を終えて帰ろうとすると子供達が水鉄砲をむけて駆け寄ってきた。苦笑いしながら怪獣のモノマネをして水を全身に浴びる。
子供は容易に境界線を越えてくる。全身で生きて全力で笑う。それは本来、実に容易な事なのだ。
子供と帰宅した後、今日のお気に入りの写真を見た。光が差し込む眩しさが子供と重なった。