夜に外を出ると、星空が見えた。出かけたのでフラフラだったが、星空を見るのは二ヶ月ぶりだったので、カメラを持ち出した。
マイナス10°。急いで服を着て長靴をはいて外に出たが、あまりに薄手すぎた笑。雪原を歩くと一気に足の爪先が冷たく痛くなってきた。
9月には真東にオリオンが夜空を登っているのを見て、冬が到来するのを意識したが、同じ時間帯でもう西の空に暮れようとしている。
もう少しでオリオン座ともお別れだ。雲が出てきた。10分も撮影したろうか。また晴れた夜空を見たい。
朝、仕事をしがてら外を覗く。氷柱が太陽の光を浴びて、蛍光灯のように淡く輝いていた。
当たり前のことだけど、昨日から今日へ、続いているのを意識する。
four tet のringerという曲をかける。メロディーが螺旋状に駆け登り、時間軸も螺旋状であることを想像する。星の動きを見ながら季節を意識し、半年前とは違う位置から昇る太陽を見て、過ぎ去った日々を少しだけ振り返る。
自然の中に生きてる限り、それは変わらず意識するだろう。
曲の終盤でドラムが炸裂する。この静けさの中でも、その一瞬、一瞬は劇的の繰り返しだ。
氷柱から一滴、しずくが落ちた。
https://open.spotify.com/track/4wu10nFS3vY7IXHOUPpoZA?si=YLByvBU6SYyrJrkqDGZlvA