写真、自然、音楽、科学、が趣味

生活の風景

音楽、写真、日常を切り取る感じで。

166.星の光、朝の光

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カメラはfujifilm、xpro2   レンズは35mmf2。

 

久々に晴れ渡る星空だった。月の明かりが星空を消す前に20分くらいフラフラしながら写真を撮る。

 

 

 


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yaeji/イェジの新曲が素晴らしく良い。彼女の曲を繰り返し聴きながら写真を撮った。というより彼女の曲をずっと聴いていたくて外に出ていたというのが実際だ。

 

冬の星座、オリオン座が真東の方向から昇り始めた。写真におさめたが残念ながら街の光が強すぎて、見せられる代物ではなかった。

 

若い群星のスバルがその上で輝く。yaejiの曲ととても合う。ミニマルな音と群星がシンクロしてより輝いて見える。

不思議なことに、射手座あたりでは頻繁に流れ星は見えるのだけど、オリオンあたりからはそんなに流れ星は見えない。無論、何万光年も離れてる場所と大気圏に突入する岩石とは全く違う距離だが。

 

 

何故かふと気になって星空を見てしまう時がある。

 

 

https://youtu.be/PN9ZTww8SgA

 

https://open.spotify.com/track/4YRjDIG43mCiJtZ1SjSiKr?si=FFxubMCxR5a74eKO2HRe9Q

 

 

 


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朝の8時前に芝生を歩いているとすでに子供は張り切っておもちゃで遊んでいた。霜が降ってかなり冷えていたのにおかまいなし。トラクターのエンジン音を真似て声をあげていて、それがとても面白い。お前にはそんな風に聞こえているのか?と思った。

 

ふと光の角度が気になった。iPhoneを子供に向けて見ると光線が伸びた。空から、太陽から多くの光が8分かけて彼の頭上に注いでいる。

 

子供はそんな事に気づかず不思議そうに俺を見た。いつまで写真を撮っているのかと。

 

 

笑いながら寒いね、と言った。子供はニコッと笑っておもちゃのトラクターの話しをし始めた。

 

昨晩聞いたyaejiのメロディーがまた頭脳内で響く。

 

星の光にも息子の頭上に伸びた陽光の光線にもシンクロするようなメロディーだと思った。

 


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165.秋を往くpt.2

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秋の森を散策しながら写真を撮り続けた。

サクサクと枯葉を踏む心地よい音と鳥の鳴き声が気持ちを穏やかにする。ここはやはり良い場所だ。

 

 


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トチノキの黄金色がとても陽の光に輝いてうつくしかった。同時に影とのコントラストも魅力的でしばし足を止めた。

 

 

 

 

 


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太陽光が森の中に突き刺す。その紅葉は眩く美しく輝いて、その全容を光を浴びながら見せてくれた。緑葉の季節ならば気づかぬ全体を、この紅葉の季節ならば見せてくれる。

 

しばらくみとれて眺めていた。

 

 

 

 

 


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椅子に座り、しばし休憩をした。片手で撮影してるとはいえ、怪我をしている左手の親指が痛くなった。光の差し込む森を見ながら100年後、200年後にこの森はどうなっているか、と想像した。

木が密集しているという事はそれだけ地下水が流れていて、水脈があるという事だ。

 

最初に笹やシダ植物が生えて、硬い地盤を柔らかくして地下水が流れるようになる。それを針葉樹や白樺が水を吸ってぐんぐんと伸びて成長する。しかしその木々は細々として台風などで折れてしまう。

そしてそのあとに広葉樹が伸びて成長して森は形成されていくのだ。

 

つまり今見ている木々の多くは折れたり倒れて、100年、200年後には広葉樹が多く成長してるのではないか。

 

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この地球に生きる全ての植物、生物は地球だけによってもたらせてるわけではない。太陽の周りを地球は公転し、その作用が植物の成長に反映される。

反時計廻りに植物はねじれながら伸びて成長していく。葉は太陽の光を浴びるために重ならないようについていく。

 

言わば一つ一つの植物が宇宙の設計図そのものでもあり、その影響によって出来上がっている。

 

そしてその一つの集合体が森で、それは宇宙の生い立ち、歴史そのものを表しているように見える。

 

 

そのような森の中にある小さな椅子に座って周囲を見渡しながらここに全ての答えがあるというのに、何もわからず孤立した気分になって森が奏でる音に耳をすました。

 

いつも堂々巡りして、孤立する。だがこの中にいるのはなにより至福だ。

物質の高まりが頂点に達するのが秋で、様々な事を想像させる。

 

 

 

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暗がりの中から、まばゆい光で向こう側の景色がやけに輝いて見えた。

天国とはこういうものなのかもしれないと思いつつ、一歩一歩歩いて、枯葉をシャリシャリ踏みながら、まばゆく暖かい陽光を全身に浴びてしばし立ち止まった。

暖かさが皮膚を通して体内を温められるのを感じつつ、車の方に向かって歩を進める。

 

帰るのだ。帰るべき場所に。車に乗り込み、しばし考えこんで音楽を選択した。あの陽光のような輝きと温かみを感じるsam prekop のpark lineという曲をかけた。

 

https://open.spotify.com/track/4PlMwTtwkL0J19Tt6DdBvs?si=bjj9Izj-RxyJtoAWVMswIw

 

あの陽光の温かみは、体内にぬくもりとなって昇華される。

 

 

164.秋を往く

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保育園に子供を送り届けて期日前投票やら色々と用事を足した後に、紅葉を撮りに北海道は北檜山町の浮島公園という場所に行った。子供は午前中保育で迎えに行く事になってるので、帰りの迎えまでの2時間くらいしっかりと写真が撮れる。

今日は色々と思案したのち16mmf1.4のレンズではなく、35mmf2のレンズを中心に撮影する事にした。

 

とても使い勝手もよく、ストリートスナップならメインで使うのだけど、なかなか自然風景だと使う頻度が下がり、ずっと置き去りにしていた。

 

久々に使うだけでもカメラ好きな人には嬉しい。

 

 

 


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栗。やはり森の中の栗は小さい。そして至る所に栗がたくさん落ちていた。

 

普段はマニュアルモードで撮影しているから、オートで撮影しているとちょっと単調になるな、と思った。マニュアルだと自分で焦点を合わせて撮るから、撮影そのもの自体は遅くなるけど違う視点を得られて良い写真が撮れるというかな。

 

そういう新しい発見がオートだとないなと感じた。

とはいえ撮影は楽しい。

 

 

 

 
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渡り板に色々な枯葉が落ちている中で、赤い枯葉を見つける。その赤色は血の結晶を想像させた。渡り板の道半ばで見つけたその赤い枯葉は、ふと人生を立ち止まらせて思いにふっける時間を与えてくれた。

 

 

木漏れ日、影、風で木の葉がこすれあう音、鳥の美しい鳴き声、そして水面に映る眩しい光。

 

森や湖畔は沈黙を守る。だが沈黙を守りつつも、決して無視はしてないように見える。木の葉が風に揺られて出す音がとても心地良かった。

 

 

 

163.秋を撮る

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痛い、痛いと言いながら写真を撮っていますw。詳細は痛すぎて気分を害しては申し訳ないので、書きませんが親指深く切ってしまい、縫合手術をして親指を動かさないようにピン二本を親指に入れて固定しつつギブスもしているのでカメラを持つ事もままならない状態です。

ギブスをしている左腕を台のようにして、その上にカメラを置いてシャッターを押すのですが、一連の動作をする際にピンを入れてるところと裂け目が痛みを発するのですが、痛みに慣れてしまいw、あるいはアホすぎるのか、そんな状態でも写真を撮っています。

 

とはいえ、やはりしっかり持って写真を撮ってないので、シャッターを押す時は微妙に動いてしまい、構図がずれてしまいます。もう撮るだけで精一杯。

 

おまけに富士フイルムレンズで最も大きく重たいズームレンズ、xf100-400mmを使っているので、かなりキツい。カメラを持ってる方、望遠レンズを持って撮影してる方は一度片腕で撮ってみるとわかるのですが、本当に大変です。あらためて親指一本ないだけでこんなに大変かと思いつつ、障害持ってる方の苦労は大変なものだな、と感じます。

 

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カメラはxpro2  とxf100-400mmで撮影してます。

使ってみてこの望遠レンズは、悪くない出来、というのが率直な感想です。つまりとても優秀なレンズではないというのが個人的な考えです。

前にも書いた?気がするけど、富士フイルムのカメラとレンズ自体がスナップ中心を売りにしているので、望遠レンズは不得意科目かな、と思います。

 

先ほど久々に富士フイルムのレンズの種類を見たけど、やはり肉眼で見れる35mmを中心に力を入れていると言っていい。一眼レフとミラーレスの違いなどの議論は違う機会にガッツリ書くとして、富士フイルムの良いところは35、55.、16mmの単焦点レンズがズバ抜けていいという点。

 

フイルムからデジタルに移行した時も農作業しながら一眼レフを持って歩くには辛いし、富士フイルムのレンズが魅力的だったので買いました。

まぁ、スナップ用レンズは充実してるけど、望遠レンズはまだ充実してないという言い方もできるかな。単焦点で300mmがあると良いのだけど、多分出さないだろうなぁ。

 

他のメーカーの方が望遠レンズは優れているけど、ただ一眼レフに望遠レンズは重量はあってそんなに足を使って撮る事はできません。

 

そのポイントでは富士フイルムの望遠レンズ、ミラーレスはとても機能的と言えるかもしれません。農作業をしない環境で生まれたとしても、個人的には撮影する事が楽しく意義を感じているので、一眼レフに望遠レンズは買わないんじゃないかなと思います。

少なくとも片腕の状態だと一眼レフを持ち出して写真撮影はしないかもな、と思います。

 

 

 


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影とのコントラストを探して。紅葉の一番好きなカットは影と光が美しく見えるとき。

 

 

 

 

 


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道の真ん中に立って急いで撮影しようとする。カメラを構えて撮ろうとするけどうまく定まらない。後ろから車のくる音が聞こえる。ファインダーをのぞいて道路を中心に、緑の林、向こうは紅葉、山は紅葉が終わり雪がうっすらと残っている。3つの違う景色をなんとかおさめようとした。

 

撮り終わってから他の車を走り去るの確認して、しばらく山を見ていた。

もうすぐ冬がくる。この道は冬へと続く道だ。

厳しく、辛いがとても好きな季節だ。

 

クルマのに乗ってためらわずに車を走らせた。

 

 

 

 

 

162.朝の風景

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朝の風景。ゆっくり歩きながら空気を吸い込む。冷気を含んだ空気を大きく吸い込み、もう少しで冬が来るという事を実感する。

 

もう冬はそこまで来ている。

 

 

犬がトコトコついてきた。牛を追う時は得意げについて来て牛を追う。だがどこに追っていいかわからず、吠えてあちこちに牛を追いたてて俺に注意されるw。それでもやはり義務感があるのだろう、ついてきて追い立てる。

 

広大な敷地面積なので、俺がご主人だという事を教え込んだあとは放し飼いにしておく。

 


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一度勝手に山に入り込み、一日いなかった時がある。次の日に牛舎に行くと泥だらけでクタクタに寝込んでいた。山の奥深くに行き、音は林に吸収され臭いは雨のせいで消えてしまい山の中で迷ってしまったのだろう。こうなると命は絶たれる。

 

森や自然は美しく多くを与えてくれるし、それを人間は享受するが、森の中は、少なくともそこに住む生物はお互いが出会わぬ様に息を潜めている。

 

森の中にも暗黒はあり、暗黒によって支配されているというのが実体だ。そこにノコノコと自然から切り離された生物が何も知らず行けば、たとえ強かろうとも3日も経てば生贄でしかない。

 

以後、犬は敷地内から出る事はなく、山に行く時も俺が行かない限り、入る事はない。そして俺が山に行く時は喜んでついてきてどこまでも探索する。

 

今気づいたけど、犬の事を書いた事がなかったな。

 

 


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犬の隣に座って犬を撫でると、犬は身体をあずけてきた。

朝が始まる。

テイラーマクファーリンの曲を聴きながら、犬と同じ風景を見た。

 

朝の光が多くを照らし、少しずつ風が吹き始めた。

 

https://youtu.be/5CEocRDSXn8

 

https://open.spotify.com/track/5PTidgogDxG9GIEcjKJqMH?si=C1_ezGMvTLS13188VYi8DA

 

161.白と黒の世界

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月がとても綺麗で、五分だけカメラを持ち出した。片手が現在、不自由なので三脚にカメラをつける事すら苦労する。

 

外は冷気が落ちはじめてきて、スッキリとした青白い空気が意識をクリアにしていく。色鮮やかな世界が、白と黒の世界に変わっていた。庭付近を歩きながら、さて何を撮ろうか、と考える。ふと視界にあるススキが生えていた。

 

 

 

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風が吹いてススキは揺れる。風が止むタイミングを見計らってシャッターを押す。何度かやっているうちに、音楽が欲しくなった。

 

 

 

不思議と月の光を浴びていると、時間が止まってるかのように感じる。しかしそれでも時間は直線状に生まれ、走り続けている。

それが一番の大きな問題であり、同時に解決でもある。全ては、この三次元では時間の上で生まれて、死んでいくのだ。

 

スマホからplastik manの曲をかけて、少しだけ時間上を漂う。玄関から大きな声で子供を呼び出し、大きな月を見た。

 

 

 

 

 

 


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160.夕暮れ

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子供と日中は遊んだ。機械を入れている場所に行ってかくれんぼと鬼ごっこ。どれだけ叫んでもとがめる人はいない。機械に触れながらキャーキャー走り回る。

 

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昼から絵本を数冊読んでいるとムニャムニャしながら眠りについた。以前は抱っこしてゆらゆらしていたら寝るのは珍しくなかったのだけど、そういう機会も減り、本当に久しぶりに寝かせて、なんだか嬉しかった。

 

 

 

 

 


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牛追いをしながら、今日は今年1番、真っ赤に染まる空になるだろうと確信する。

 

それから10分後、一気に燃え上がるように空は真っ赤に染まった。子供達は丘を一気に駆け上がり、奇声を上げていた。

 

 

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あぁ、本当に燃えていると思った。この燃えるような夕焼けの真下で子供達は無邪気にポーズをする。

ファインダーを覗きながら、この時間は永遠には続かないという事を否が応にも心に刻まれた。

 

 

 


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この無邪気に遊ぶ子供達は、俺の愛しい子供達は、いつかここから離れていかなけれはいけない。

ここから離れて違う場所で、新天地で暮らさなければいけない。

 

わかるのだ。この子達にはきっともっとふさわしい場所があるという事が、俺にはわかってしまう。

 

この時間は、永遠には続かない。

 

 


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夕暮れは一気に色模様を変えていく。子供達はやがて家に向かって歩き出した。

 

フランクオーシャンのself controlという曲が頭に流れた。ラストのコーラスが美しくてとても好きな曲だ。夕陽の空とそのメロディーは重なり、世界は広がった。

その世界ではいつまでも変わらず、俺の中で漂い続ける。

 

向こうで子供達が手を振っていた。もうその時には暗がりで、子供達の顔は少しボヤけていた。

 

 

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https://open.spotify.com/track/5GUYJTQap5F3RDQiCOJhrS?si=qNUm4HhHS4af21uP94wc9w

 

 

わかっているんだ、君はここから去った方が良いという事は/夏の間だけ一緒に過ごせないかな

 

今夜だけでいいから、時間が欲しい

 

わかってるよ、これから君の恋人が来るんだろ?/君にとってこれはゲームだよね、君の勝ちさ

 

わかってるんだ、君はここから立ち去った方が良いという事は。

 

https://youtu.be/Ggg_uE0LCDw