カメラをメンテナンスに出して二週間が経って帰ってきた。修理代込みで約二万円かかった。
痛い出費だが、笑ったのが壊れた箇所というのは、星景写真、スタートレイルという写真を撮っている最中にフクロウがカメラを持っていこうとして壊れたという事。
日本、世界広しと言えども、フクロウにカメラを持ってかれそうになって修理に出したのは俺くらいではないだろうかw。
https://moonpix.hatenablog.jp/entry/2021/03/25/231944
こちらがその時のことを書いた記事です。記事って言葉は適切なのかな?
東日本は暴風雪になると天気予報を見てどれだけひどくなるかと思ったけど、そこまでの嵐ではなかった。
嵐になる前の昨日の朝の風景。
マジックアワーはそんなに長くはない。朝の9時をすぎると、風が吹いて木々に附着した雪は落ちてしまう。雪桜の命もまた、春の桜のように命は短い。
怪我をした親指は第一関節から曲がらない。痺れもあってまだ痛い。撮影するのもうまく支えられなく、正直撮るのが精一杯だ。マニュアルモードをやめてオートで撮るという事もできるのだけど、もうしみついたやり方は、痛くともゆずれない。
もう少し奥へ、もう少し深く。しかしどこまで行けばいいのか。行けば行くほど、辿れば辿るほど、どれだけ撮っても飽きずに毎年同じような写真を撮る。
静寂の中、ハヤブサの鳴き声が響いた。この時間はもう長くない。もうすぐ魔法は解ける。もう奥まで来たのだ、と思いシャッターを切った。